コーセーは、さまざまな光環境を再現できる多波長可変実験室で、素肌が美しく見える波長特性の解析を行い、くすみを抑え素肌の明るさを引き出すベースメイクアップ化粧料用の新規カバー粉体を開発したことを明らかにした。
同社が今回開発した新規カバー粉体は、従来のカバー粉体に比べ、大きく丸みを帯びた特殊形状を採用することで、塗布した際の伸び広がりがよく、肌上に密度の低い膜を形成することが可能となっている。重ねづけをしても白膜感のない自然な仕上がりながら、肌の凹凸や色ムラはしっかりと隠すことができるほか、化粧膜内部に入る光量を増加させることにより、素肌の情報を多く外に出し、素肌を活かした明るい肌を実現する。また、複数の金属酸化物で表面がコーティングされた多層構造になっているため、粉体の透過・反射する光の波長がコントロールされるとともに、黄色領域の反射光を抑えることで美しい肌へと導くことができる。★