会社の思想・哲学・使命を改めて明確化

ポーラ・オルビスグループのACROは、2018年1月に新体制を敷いた。30代女性を中心に支持を広げ、急成長を遂げたホリスティックケアブランド「THREE」の生みの親で、これまで社長を務めていた石橋寧氏は会長に就任。今後はブランドプロデューサーとして18年秋に投入するナチュラルスキンケアブランド、ハイプレステージメイクアップブランド、メンズ総合コスメブランドの開発に専念していく。一方、既存ブランドを含む経営全体の舵取りを任せられたのは、ポーラのマーケティング責任者から転身した御後章社長だ。石橋会長は得意分野のブランド創出に専念し、ACRO社の次の時代を切り拓く役目は御後社長に任せたわけだ。

「石橋が持つ経験やノウハウはもちろん、THREE誕生時からの夢である欧米への進出も受け継いでいく。右肩上がりの成長が示すACRO社の勢いを維持しながら、改めてブランドのフィロソフィーを明確にして、それをお客様に伝えることで顧客基盤を盤石にしていく」(御後社長)

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