裾野拡大とインバウンド需要で2桁増が継続

フェイスマスクの市場規模は、本誌が集計を始めた2013年の77億円から現在では191億円と約2.5倍まで拡大。ここ数年、毎年5〜10%ずつの成長を続けている。10年ころにカタツムリや蛇毒といったユニークな原料を使った手ごろな価格の韓国フェイスマスクが登場し使用が拡大したが、ブームは一時的なもの。しばらく市場は落ち着いていたところに11年にグライド・エンタープライズ(当時はティーグラウンド)が「ルルルンマスク」の大容量低価格を投入。1枚当たりの価格を抑えてスペシャルケアからデイリーケアへの流れをつくり、購買が加速。それを追うように他メーカーも相次いで大容量低価格タイプを投入し市場が活性化した。14年ころから徐々に拡大したインバウンド需要も後押ししており、市場は右肩上がりの成長が続いている。

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