口紅の色選び、最も失敗経験が多いのは赤みの強い唇
株式会社ナリス化粧品半数以上の女性が口紅の購入時に試し塗りをしない。唇の気になる悩み、「ボリューム感」より血色感やくすみ。

株式会社ナリス化粧品(代表者:村岡弘義 本社:大阪市福島区)は、唇の地色を消すことで口紅の発色を高める唇用化粧下地「ヌードリップミューター」の発売を前に15~44歳の全国の女性2,180名に、唇や・口紅選びの悩みについてアンケートを実施しました。(実施日:2025年2月28日~3月31日 実施方法:インターネットによる自社調査 調査対象:全国の15歳~44歳の女性 n=2,180 質問内容によってnは異なります。)口紅の使用者が減少しつつあるとはいえ、ポイントメークのなかでも特に華やかな演出ができる口元ですが、ニッチな悩みが多いことや、購入方法の変化など当社の予想とは大きく異なることがわかりましたので、以下にその内容をまとめます。
【調査トピックス】
1. 口紅(色がつくリップカラー類すべて)の使用率は約6割。
「ティント口紅」の使用者は約4割。若年層ほど使用率が高く、年齢を重ねるほど減少。
年齢による使用の差が最も少なく広く使用されているのは、「色つきリップグロス」。
2. 最も多く口紅を購入する方法は「バラエティショップ」で4人にひとりの割合。
40~44歳は、「ドラッグストア」が1位。その他の年代はすべて1位が「バラエティショップ」。
「通販」で最も購入する人も全体の約2割。
3. 唇の悩み、気になるのはかたちよりも色味についての悩みが多い。
色味についての悩み「血色感がない」・「くすみがある」・「色素沈着」・「シミ」・「青みが強い」・「赤みが強い」と多岐にわたる。
4. 口紅の色選びで、失敗したことがある女性は7割超。
15歳~19歳のみ失敗したことがあるのが6割を下回る。25歳~34歳、40歳~44歳は約8割が失敗したことがある。
口紅の色選びで最も失敗経験があるのは、赤みの強い唇の女性で約8割。
5. 半数を超える女性が、初めての口紅を購入する際に試し塗りをしていない。
15歳~19歳は7割を超える女性が、試し塗りをせずに購入している。
【調査結果】
1. 口紅(色がつくリップカラー類すべて)の使用率は約6割。
全国の15歳~44歳の2,180名の女性に口紅(色がつくリップカラー類すべて)を使用しているか否か聞きました。全体では、「している」が60.9%、「していない」が39.1%でした。これを年齢別に見てみました。最も使用しているのは15歳~19歳で70.3%、20歳~29歳もほぼ同様で68.7%と約7割です。年齢を重ねると使用している人の割合が減少していき、30歳~34歳では57.9%と6割を切り、40歳~44歳になると46.9%と半数を下回る結果となりました。


口紅を「使用している」と答えた1,300名の女性に唇に使用しているものを選んでもらいました。(複数選択のため、合計が100%にはなりません。)1位はリップクリーム(リップバームを含む)で70.4%と7割を超えます。2位に続くのが、「口紅(ティント口紅以外)」で60.5%、韓国メークの流行などもあり、近年増加してきた「ティント口紅」も3位で36.1%と4割に迫ります。その次に続くのが「色つきリップグロス」で27.6%でした。

使用しているアイテムを年齢ごとに掛け合わせて見てみました。色味がつくポイントメーク品に絞って見てみると、「口紅(ティント口紅以外)」は、全体で60.5%で年齢による大きな差はありません。続く「ティント口紅」は、全体では36.1%ですが年齢による差があり、若年層の方が使用率が高く、高齢になると減少していきます。15歳~24歳は4割を超え、25歳~34歳で4割を下回り、35歳を超えると3割を下回ります。「色つきリップグロス」は、年齢による差はほとんど見られず、26%~29%で、年齢を問わず使用されています。ティントリップを含むリキッドルージュは全体では11.0%、20歳~39歳の幅広い世代が1割以上が使用していると答えています。「リップライナー」の使用率は、全体では11.2%でしたが、15歳~24歳よりも25歳以上の世代の方が使用率が高いようです。

2. 最も多く口紅を購入する方法(場所)は「バラエティショップ」で4人にひとりの割合。
口紅を使用している1,300名の女性に口紅を購入する方法(場所)について聞きました。複数の方法がある人は、最も多いものを選んでもらいました。全体では「バラエティショップ」が多く、24.2%と4人にひとりの割合です。40歳~44歳は「バラエティショップ」25.0%、「ドラッグストア」25.6%で「ドラッグストア」が1位ですが、それ以外の年代はすべて、最も多く口紅を購入する方法として「バラエティショップ」を選んでいます。「バラエティショップ」を最も多い購入方法として選んだ人に個別で理由を確認をすると、「ブランドの比較がしやすい」、「テスターが充実している」、「店内でゆっくり選べる」といった声がありました。注目すべきは、実際に試し塗りなどができない「通販」が2位になっていることで、15歳~19歳や30歳~34歳の複数の世代で2割を超えています。「百貨店」で購入する割合は全体で12.0%、25歳以上の世代は1割を超えますが、15歳~24歳の世代は1割を下回りました。「スーパー」や「コンビニエンスストア」は、テスターなどが置かれていない環境であることも多いですが、一定数の購入者率があり、特に「スーパー」は20歳~39歳の世代はすべて1割を超えています。こちらも選択した人に個別で理由を確認すると、「決まったものを買っているから」や「食料などの買い物のついでに買う」といった声があがりました。

3. 唇の悩み、気になるのはかたちよりも色味についての悩みが多い。
次に唇の悩みについて聞きました。(複数選択のため、合計が100%にはなりません。)その結果「かさつき」、「皮むけ」、「荒れ」といった唇の乾燥から由来する悩みが上位をしめました。続くのがシワ(縦ジワ)で、年齢を問わず悩みとして挙げられています。その次には「血色感がない」「くすみがある」など、色味に関する悩みが多いようです。当社では調査前に「ボリューム感」など形状に関わる悩みの方が上位になると予想していましたが、色味に関する悩みは上記以外にも「色素沈着」、「シミ」、「ほくろ」、「青みが強い」、「赤みが強い」など多岐にわたることがわかりました。
また唇の色味についての悩みが多かったため、唇の色と口紅の悩みがリンクするのか確認するためご自身の唇の色味を聞きました。最も多いのが「うすいピンク」で42.9%でした。上記の質問で唇の悩みについて、「青みが強い」が6.5%、「赤みが強い」が6.3%でほぼ同率でしたが、ご自身の唇の色味でわけると「赤みが強いピンク」が31.8%、「青みが強いピンク」が13.2%と大きな差がありました。


4. 口紅選びで、失敗したことがある女性は7割超。
口紅の色選びで失敗したことがあるか否か聞きました。全体では、「よくある」16.5%と「たまにある」55.2%を合わせた71.7%と7割を超える人が口紅選びで失敗経験があると答えています。「全くない」は4.2%にとどまりました。

失敗の経験を年齢別で見てみると、25歳~34歳と40歳~44歳の世代はすべて約8割の人が失敗した経験がありました。20歳~44歳のすべての世代で「たまにある」は半数を超えており、「よくある」も2割に迫ります。反対に15歳~19歳の世代は失敗の経験が少なく、「よくある」9.1%、「たまにある」47.8%で、「あまりない」が最も多く34.4%でした。

次に唇の色味別に失敗の経験と掛け合わせて見てみました。「うすいピンク」の唇の人は、失敗したことがある人が69.9%、「青みが強いピンク」の人は68.1%、「その他」と答えている人の失敗した経験が70.9%で平均して大体7割程度であるのに対し「赤みが強いピンク」の唇の人は79.5%と約8割、その他の色味の唇の人よりも10ポイント程度、失敗した経験がある人が多い事実がわかりました。

5. 半数を超える女性が、初めて口紅を購入する際に試し塗りをしていない。
最後に、初めて口紅を選ぶときに参考にするものを選んでもらいました。「パッケージやカタログなどに印刷されている色味を見る」は、「とても当てはまる」31.2%、「まあまあ当てはまる」49.1%で、合わせると参考にしているのは80.3%でした。「中身の色味を見て確認する」は、「とても当てはまる」36.4%、「まあまあ当てはまる」40.0%で、合わせると76.4%でした。「手の甲や腕などに実際につけて色味を確認する」は、「とても当てはまる」35.1%、「まあまあ当てはまる」37.5%で合わせると72.6%、ともに7割を超える人が参考にしています。「実際に唇につけて色味を確認する」を見てみると、「とても当てはまる」17.1%、「まあまあ当てはまる」は26.2%で、合わせても43.3%で半数にも満たない反面「あまり当てはまらない」23.2%と「全く当てはまらない」30.5%で合わせると53.7%と半数を超える女性が初めての口紅を選ぶ際にも実際に唇へ試し塗りせずに購入していることがわかりました。

これを年齢別に掛け合わせて見てみました。15歳~19歳の若年層は、実際に口紅につけて色味を確認するのは、「とてもあてはまる」10.0%と「まあまあ当てはまる」12.9%、合わせても22.9%にとどまり反対に「あまり当てはまらない」28.2%と「全く当てはまらない」43.5%で71.7%と7割を超えて試し塗りをせずに初めての口紅を購入している事実がわかりました。手の甲などに試し塗りをしているのは7割を超えるにもかかわらず唇に塗っているのは4割程度にとどまっています。20歳以上の世代でも唇に試してから買う派が試さずに買う派を上回るのは25歳~29歳だけで、それ以外の年代はすべて同率もしくは試さずに買う派の方が多いことがわかりました。

◆全体を通した考察
化粧品業界に身を置いていると、口紅を購入する際には唇に実際につけて試してから確認することが常識だと考えていましたが、今回の調査では「口紅は唇に試してから塗る」のは少数派であることがわかりました。これは衝撃の事実です。特に15歳~19歳の世代の試し塗りしてから購入する割合が少ないことからも、コロナ禍によりテスターの使用シーンが減ったことや、衛生面の意識の変化、WEBでの購入機会が増えたことが口紅を試さずに購入する一因になっているのではないかと推測できます。当社では、より思い通りの発色を叶えるコンシーラー効果のある唇用下地の開発だけでなく、唇に塗布して試すことができない状況でも購入の参考にできるよう、オンライン上などでメイクを試すことができるバーチャルメイクのサービスを充実させたり、塗布色見本の精度を上げていくよう努力していきます。

バーチャルメイク
●ナリス化粧品 トップメーキャップアーティスト 佐々木誠二
アイカラーやチークなどは手の甲や腕の内側に試した色がほぼその通りに目元や頬で発色しますが、口紅は唇の地色の影響を受けてしまうため、選ぶことが難しいアイテムです。特に昨今のティント口紅に始まる染色系のリップは塗布直後の色味と時間が経ったときの変化がこれまでのリップよりも大きかったり、淡い色、透明感のある口紅や流行の白味感のある粘膜色口紅などは思ったように発色しないことがあります。特に唇の地色の赤みが強い人は、青みの強い唇の人よりも口紅の仕上がりに満足できない人が多いようです。青みが強い人は口紅を塗ることで赤みが足され、くすみが改善されたり若く見えるようになるため、満足感が高いのですが、赤みが強い人はより唇の赤みが強調され派手に見えてしまったり、元の唇よりもくすんだ色に見えるために満足感が伴わないのかもしれません。もともとの唇の色がきれいだからこそ生まれる悩みでもあると思いますが、期待したように発色しないと悩みながら、唇の色が赤いからだと気づいていない女性も多いようです。これからも、多くの女性がなりたい唇、なりたい印象に近づけるお手伝いをしていきたいと考えています。

佐々木誠二
【当社新製品】 Amazon限定発売 https://www.amazon.co.jp/dp/B0F2HZZTHR
商品名:ヌードリップミューター 〈唇用化粧下地〉 粘膜色ヌードベージュ
価格:1,200円(税抜)1,320円(税込)
発売日:2025年4月25日

唇の色味を抑えて淡色の口紅も思いのままに発色させる唇用化粧下地
●濃い色の唇の存在感を抑えて、淡い色のヌードリップを作ります。
●その後に重ねる口紅と混ざりづらく、ぴたっと密着します。
●チップで唇に伸ばした後は、トントンと指でなじませるだけで簡単に唇の色補正ができます。
●唇の縦ジワをかくしてふっくらとした唇に見せることができます。

◎5種の潤い美容成分配合。ヒアルロン酸Na・ホホバ種子油・ローヤルゼリーエキス・ビタミンC誘導体(テトラへキシルデカン酸アスコルビル)・ビタミンE(トコフェロール)で唇の乾燥を防ぎます。
無香料
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