2025.03.14

イケア、世界睡眠デーと春の睡眠の日に寄せて、他国と比較した日本人の睡眠状況に関する調査結果を発表

イケア・ジャパン株式会社
~世界で最も睡眠時間が短い日本、睡眠スコアは100点中60点と低く改善が必要~ ~イケアが巨人の岡本和真選手・タレントのpecoさんを起用した「いい明日は、いい寝心地から。」の新キャンペーンを開始~




「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンとするスウェーデン発祥のホームファニッシングカンパニー イケアの日本法人イケア・ジャパン株式会社(本社:千葉県船橋市、代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer:ペトラ・ファーレ)は、「世界睡眠デー(3月14日)」と日本独自である「春の睡眠の日(3月18日)」に寄せて、世界規模で実施した睡眠に関する調査から日本人の睡眠状況について発表します。また睡眠への課題が多い日本人の意識変容や睡眠環境の改善をサポートするイケアは、今月より読売ジャイアンツの岡本和真選手やタレントのpecoさん等を起用した「いい明日は、いい寝心地から。」の新キャンペーンを実施しています。

イケアは、世界の睡眠習慣を調査することでよりよい睡眠を妨げるものを明らかにし、安らげる環境に寄与する要因を特定することを目的とし、イケアが事業展開している中から57の国と地域で55,221人から回答を得ました。調査には、世界で活躍されている6名の睡眠専門家に協力いただきました。

Ingkaグループ(イケア・ジャパンの親会社)のグローバルコミュニケーションマネジャーのBelen Frauは、次のようにコメントしています。
「イケアにとって、Life at Home(家での暮らし)はお客さまとの継続的な対話です。お客さまのニーズを考慮して、現実の暮らしを反映したソリューションを提供することで、睡眠格差などの課題をよりよい毎日の暮らしの機会に変えています。私たちの目標は、多くの人々が家で充実した時間を過ごせるように、心地よく機能的な空間づくりをサポートすることです。」

今回の調査には、日本からは約1,000人が回答しています。各国の睡眠事情を比較し、睡眠に対する意識や環境など課題が明らかになりました。

最も睡眠を愛している国はインドネシア、日本は世界平均を上回る
世界の約7割(日本では65%)の人々が、睡眠を人生で最大の喜びの1つと考えています。特に若い世代(日本の18歳~24歳では71%)でその認識が高いです。日本では約5割の人々が睡眠を重要視しており(Sleep Lover)、これは世界平均(46%)を上回っています。

世界平均では、学生、親、夜勤の労働者はほかの人々よりも睡眠を喜びと感じる傾向がありますが、日本では学生(79%)が最も高いことが明らかになりました。一方で、親(66%)と親でない人(64%)の間には顕著な違いは見られませんでした。また日本では、夜勤の労働者(61%)より日勤の労働者(69%)のほうが睡眠を喜びと感じていることが判明しました。さらに、日本を含む世界の調査対象者の半数以上が、人との交流よりも寝ていたいと答えています。

イケア独自の「睡眠スコア」で各国の睡眠の質を測定
日本は、60点で43位と下位で睡眠の改善の余地がある
最も高いのは中国



本調査では、さまざまな質問の回答結果をイケア独自の「睡眠スコア」として、下記5つの要素(最大各20pt)の合計最大100ptとして睡眠の質を数値化しました。


日本の睡眠スコアは100pt中60ptで、世界平均(63pt)よりも低く、特に睡眠の質の悪さや睡眠時間が足りていないことがわかりました。またスコアの結果から世界各地でも睡眠格差が存在することが明らかになりました。特定のグループ、例えば女性、幼い子どもを育てる女性、賃貸の住居の方々の睡眠スコアは一貫して低く、世界平均と比較して、自己評価による睡眠の質がはるかに低く、夜中に頻繁に目を覚ますことが多いことがわかりました。




各要素の詳細および日本の結果は以下の通りです。
- 睡眠の質(日本のスコアは9pt)

エジプトでは、64%の人々が睡眠の質がよいと回答しており、これは世界で最も高い割合です。一方、日本では、睡眠の質の悪さを自覚している人が多く、睡眠の質がよいと回答した人はわずか17%でした。
- 睡眠時間(日本のスコアは11pt)

日本は平均睡眠時間が世界で最も短く、わずか6時間10分。いまの睡眠時間に満足しているのは3割弱で世界でも最下位でした。平均睡眠時間が7時間を超えるのは中国本土だけで、トルコでは約9時間の睡眠を望んでいるが6時間42分しか達成できず、理想と現実の睡眠ギャップが2時間以上と世界最大の結果となりました。
- 寝付く時間(日本のスコアは14pt)

日本人の入眠時間は世界の平均と同じ24分で、約7割が30分以内で眠りにつくと回答しています。しかし男性(日本21分:世界平均23分)と比べると、女性(日本・世界平均26分)の方が眠りにつくまでに時間がかかることがわかりました。さらに若い人ほど寝つきが悪いことも明らかになりました。
- 睡眠中に目覚める頻度(日本のスコアは13pt)

中国本土では、34%の人々が一度も目を覚ますことがなく熟睡していると回答し、これは世界で最も高い割合です。日本では、24%の人々が一度も起きることなくぐっすり眠れていると回答しており、これは世界平均を上回っています。日本の人々のあいだでは、目覚める回数が1~2回の人は62%、3回以上の人は14%です。睡眠中に一度も目を覚まさないと答えた人々の中では、18~24歳は45%、一方で65歳以上は15%という結果から、歳をとるにつれて夜中に起きることが多くなることがわかりました。
- 寝起きの気分(日本のスコアは13pt)

中国本土では83%の人々は、疲れを感じて目覚めることが1週間に2日以下だと答えており、これは世界で最も高い割合です。日本は61%の人々が同様の回答しており、世界でも30位と平均を下回っています。特に25~64歳の働く世代は他の年齢層と比較して、起きたときに疲れが残っている割合が高いことがわかりました。

ストレスとスクリーンタイムが睡眠に大きな影響を


質のよい睡眠を妨げる原因として、各国共通で「ストレス」が最も多い結果となりました。日本では次いで、入眠までの時間や睡眠障害、慢性的な睡眠不足が挙げられます。そして世界平均(3%)よりも多い人(7%)が、スマートフォン・ビデオゲーム・テレビを要因としています。






世界平均で72%はベッドルームでスマートフォンを使用していますが、日本では34%と使用率は低くなっています。日本の若年層はベッドルームでのスマートフォン使用率は45%ですが、年齢が高くなるにつれて(65歳以上は24%)その数値が下がっています。一方、就寝時にテレビを見るのは55歳以上が高い割合(42%以上)となっています。

調査に参加した専門家の一人、イギリスの睡眠科学者でパフォーマンストレーニングとコーチングを提供するThe Sleep Scientistを創設したSophie Bostock(ソフィー・ボストック)博士は、「スマートフォンに関しては、画面や光の問題ではなく、睡眠時間が削られてしまうことが問題です。疲れているときは自分をコントロールする力が低下するため、スマートフォンを部屋の外に置いておく必要があります」とコメントしました。

世界と比べると日本のベッドルーム環境への満足度は低い
各国での寝具の満足度は高いが寝室の収納が課題
寝具やベッド、パジャマについては日本でも世界平均でも満足度が高いです。しかし、世界平均では各項目の満足度が70%以上と高いのに対し、日本では「カーテン」の満足度が54%と最も高い数値となっています。これにより、日本では睡眠環境に対する満足度が全体的に低いことが判明しました。また世界平均と日本のどちらも寝室の収納に関しては満足度が低いです。

イケアのベッドルームテキスタイル・グローバルマネジャー Evamaria Ronnegårdは、「都市部では、共有スペースや小さなスペースでの生活が一般的になり、ベッドルームを多機能化することによって、安らげる環境づくりが難しくなっています。片付いていないことやプライバシーの欠如が問題を悪化させ、快適な睡眠が妨げられています。そのため、人々の暮らしに適応するスマートで多機能なソリューションの需要が高まっています」とコメントしています。

パートナーと眠る寝姿勢は向き合って寝ると
睡眠の質が上がる!一人では仰向きがよい
パートナーとベッドを共有することがよく眠れなくなる原因と考える人もいますが、イケアの調査結果によるとパートナーと寝ている人は、1人で寝るよりも睡眠スコアが高い(65pt対61pt)ことが明らかになりました。パーソナルスペースが狭くなるというマイナスポイントを、睡眠の質が向上することでプラスに転じているようです。





睡眠スコアの世界平均をみると、パートナーとの寝姿勢は向き合って寝る(100pt中70pt)人のほうが背中合わせで寝る(61pt)人よりも高いことがわかりました。日本ではほかの国と比べて向き合って寝る人が少ないため、睡眠の質を向上させる方法の一つとして、試しに向き合って寝てみてはいかがでしょうか。また、一人の時に睡眠スコアが最も高いのは仰向き(65pt)、次いで足を伸ばして横向き(64pt)、うつ伏せ(62pt)、足を曲げて横向き(61pt)という結果となりました。

イケア、よりよい睡眠のためのヒントを紹介!
さまざまな角度から睡眠環境を分析し、専門家監修の本調査ではすべての人がよりよく眠るのに役立つ10の実用的なヒントを挙げています。
- ルーティンの継続:規則正しい就寝時間と起床時間を決め、週末も続けましょう
- 自然光を最大限に活用:昼間にたくさんの日光を浴びて、体内時計の調節を促しましょう
- 安らげる睡眠環境の構築:快適な寝具と自分に合った明るさの照明を使い、すっきりと片付いた心地よい空間をつくりましょう
- 心のリラックス:呼吸エクササイズや瞑想をしてリラックスしましょう
- よい習慣を身に付ける:寝る前にお風呂に浸かるなどをよい習慣を身に付けることが、脳に就寝時間だと知らせるのに役立ちます
- 画面を見ない:代わりにオーディオブックやポッドキャストを聴いて眠りにつきましょう
- 飲食物に気を付ける:就寝時間が近くなったら、重い食事やカフェイン、アルコールを避けましょう
- 日中に体を動かす:定期的な運動はよりよい睡眠を促進します
- 強制しない:眠ることへのプレッシャーを解放し、代わりにリラックスすることに焦点を当てましょう
- 大きな視点で考える:完璧な夜ではなく、一貫した現実的な休息を目指しましょう


調査結果の詳細はこちらからご覧ください。
■URL:https://www.ikea.com/jp/ja/files/pdf/5a/c0/5ac09ca6/sleepreport-summary-fy25-pdf-v2.pdf

【調査概要】
『イケアの睡眠調査レポート2025』
調査方法:消費者を対象にしたインターネット調査
調査期間:2024年8月13日~2024年9月20日
調査対象者数:イケアが事業展開している中から57の市場(国と地域)で年齢や性別、地域的多様性を反映させた55,221人
※市場ごとに約1,000人が回答

巨人の岡本和真選手、タレントpecoさん等を起用!新キャンペーン「いい明日は、いい寝心地から。」を開催中
世界規模で行った睡眠の調査結果から日本人の睡眠への意識の低さや睡眠環境の課題が浮き彫りになりました。そこでイケア・ジャパンは、読売ジャイアンツの岡本和真選手やタレントのpecoさん等を起用した「いい明日は、いい寝心地から。」の新キャンペーンを2025年3月より開始しています。自分に合った睡眠環境を整えることはよりよい睡眠につながり、翌日の気分やパフォーマンスに好影響を与えることを伝える動画を制作しました。










全4本の動画では、イケアならではの多様なベッドルーム関連アイテムを紹介しながら、さまざまな人がいい明日を迎える様子を描いています。パワフルなバッティングでファンを魅了し続ける読売ジャイアンツの岡本和真選手は、よく眠れた次の日に、強烈なホームランを放ちます。また、タレント、ブランドプロデューサー、そしてママとして忙しく活動するpecoさんは、よく眠れた次の日に、気持ちよく歌いながら一日をスタートします。他2本は、働く女性や2人の子どものパパが睡眠を充実させることで翌日も元気に過ごす様子を描いています。

キャンペーンはオンラインフィルムをはじめ、全国21箇所のデジタル屋外広告で展開します。さらに、プロ野球の開幕のタイミングに合わせ、東京ドームシティビジョンズ「ジャック・ジ・アベニュー」では、2025年3月14日(金)から19日(水)の6日間、全長122mにも及ぶスーパーリボンビジョンいっぱいに岡本選手の映像が登場します。5月からはテレビCMも放映予定です。

「いい明日は、いい寝心地から。」キャンペーン
■URL:https://www.ikea.com/jp/ja/campaigns/complete-sleep-pub9c067cc0/

さらにイケアは、3月14日(金)より新しくオープンするIKEA横浜ベイクオーターでは睡眠に特化したルームセットを設置します。また、イケア全店舗でIKEA Familyメンバー限定でベッドフルームとマットレスを一緒に購入で15%OFF、掛け布団と枕を一緒に買うと20%OFFになるキャンペーンを3月31日(月)まで開催するなど、新生活が始まる春先に向けて皆さんの睡眠をサポートするため、さまざまな施策を実施していきます。

IKEA Familyメンバー特別キャンペーン
■URL:https://www.ikea.com/jp/ja/offers/family-offers/
※IKEA Family とは入会費・年会費無料のメンバーシップクラブです。IKEA Familyについて詳しくは、https://www.ikea.com/jp/ja/ikea-family/ をご覧ください。

■出演者プロフィール
岡本和真 選手(オカモト カズマ)
奈良県出身
1996年6月30日(28歳)
プロ野球史上最年少の22歳で「3割・30本塁打・100打点」を達成。
2024年シーズンは全試合で4番を務め、チームをリーグ優勝へと導く。
ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞。
2023 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表(侍ジャパン)メンバーに選出

peco
1995年6月30日生まれ、大阪府出身。
日本のタレント・ブランドプロデューサー。
原宿系のカリスマ読者モデルとして人気を集め、多数の雑誌やテレビに出演。一児の母となった現在は、育児や生活の様子を投稿したSNSが人気。2023年、自身がデザイナーとプロデューサーを務めるファッションブランド「Tostalgic Clothing(トスタルジック・クロージング)」を開始。2024年ベストマザー賞受賞。

イケア・ジャパン 公式HP http://ikea.jp/
イケア・ジャパン ニュースルーム http://www.ikea.com/jp/ja/about_ikea/newsroom
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