ライオンは神奈川歯科大学との共同研究で、グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)が口腔内細菌叢のバランスを整え、口臭関連成分の産生を抑える可能性を見いだした。ヒト唾液由来の口腔内細菌と歯周病原細菌が共存するバイオフィルムモデルを用いて検証したところ、GK2を添加した群では、歯周病原細菌を含むPorphyromonas属の割合が有意に低下し、歯周病原細菌を加えていない群に近い菌叢バランスとなった。また、歯周病原細菌によって増加した揮発性硫黄化合物(VSC)、アミン化合物、短鎖脂肪酸、芳香族化合物の4種類の口臭関連成分もGK2の添加で有意に低下した。原因菌を単純に除去するだけでなく、口腔内細菌叢のバランスを制御する新たな口臭予防アプローチとして研究を進める。★
月刊『国際商業』2026年11月号掲載























