全日本美容業生活衛生同業組合連合会(以下、全美連)は2026年1月21日、東京で第408回理事会を開催した。藤原理事長は体調不良により欠席し、会議は副理事長らが中心となって進行した。

理事会に先立ち、役職員表彰および共済制度加入者増強運動の表彰を実施。役員歴10年の役員表彰に加え、総合福祉共済制度および休業補償共済制度の加入者増強運動で顕著な成果を挙げた組合が表彰された。総合福祉共済制度では純増人数や目標達成率、加入率100%維持などを基準に、愛知県、栃木県、福岡県、広島県など複数組合が受賞。休業補償共済制度においても、広島県組合が表彰を受けた。

理事会の報告事項では、組織強化デジタル化推進委員会、教育広報委員会、共済委員会からそれぞれ活動報告が行われた。教育広報委員会からは、テキスト普及講習会の推進や衛生管理講習会の実施状況、社内検定事業の推進などを報告。

事務局報告では、第53回全日本美容技術選手権大会の決算報告に加え、今年開催予定の第54回大会(鹿児島県)に向けた運営変更方針として、選手負担軽減の観点から大会前日の選手説明会を実施しないことを検討し、関係者の賛同を得たと報告。令和9年開催の第55回大会については大阪府で開催する方向とした。

また、物価高騰や賃上げに対応した料金の適正化を目的とする広報事業についても報告。補助金を活用した「ベストヘア2025」の実施に加え、消費者への理解促進を狙ったポスターを作成し、各組合に配布。さらに、令和8年度生活衛生関係営業に係る予算案の状況も共有し、今後の実施要綱の提示を踏まえ組合へ案内するとした。

加えて、文化庁を中心に検討が進む「レコード演奏伝達権」制度創設の動きについて説明があり、制度化された場合、美容サロンでのBGM利用に新たな負担が生じる可能性があるとして、全国生活衛生同業組合中央会を通じて反対意見を提出している状況を共有した。

議案審議では、第54回全日本美容技術選手権大会(10月6日、鹿児島・西原商会アリーナ)の入場料について、A席6500円、学生席4000円(いずれも昼食付き)とする案を可決。開催地の鹿児島県組合は、九州ブロック一丸で準備を進め、多くの参加を呼びかけた。続いて、令和8年度収支予算案作成のための予算委員会設置を承認するとともに、役員報酬審議委員会の設置についても可決した。

最後に、今後の会議日程として、第409回理事会を5月14日、第85回通常総会を5月28日、第410回緊急理事会を5月29日に開催することを確認し、閉会した。

月刊『国際商業』2026年03月号掲載