全日本美容業生活衛生同業組合連合会(以下、全美連)は、5月29日、美容会館にて令和7事業年度第83回通常総会を開催した。
総会開会にあたり、藤原國明理事長の開会のあいさつの後、多くの国会議員ほか来賓が祝辞を述べた。その中で、岸田文雄前内閣総理大臣は、「美容業というのは、国民にとってなくてはならないサービスです。外見を整え美しくするというだけにとどまらず、人が生活するにあたって、みなさんの技術によって明るく生活し、自信を持って仕事をすることができる。皆さんのお仕事は、社会に対する影響、貢献は計り知れないと日々感じています」としたうえで、人手不足や物価高騰などの現状の社会課題に対する業界との連携を強調。「ぜひ皆さんの所得がしっかりと向上できる経済をつくっていくのも、政府の大きな役割だと思います。皆さん方の大切なお仕事を守っていく、そして発展させていくために、多くの関係者が力を合わせていかなければなりません。ぜひ共同総会に当たりましても、こうした関係者の心を一つに力を合わせていく、社会につながっていくために、実りある議論となりますことをお祈りしております」と語った。
第83回通常総会においては、前年度事業報告の承認、前年度収支決算書等資金に関する件、今年度事業計画、今年度賦課金の額と徴収時期に関する件、今年度予算案の承認、全美連補欠役員の選任の第1号から第6号までの議案は全て承認された。★
月刊『国際商業』2025年08月号掲載