日本でも広まりつつある歯間ブラシは、現在世界中で市場が急速に拡大している。香港の調査会社「マイアリサーチ」は、2024年に約3億米ドルの歯間ブラシの市場規模は、今後10年強で倍近くにまで成長すると予測している。
同社によると、この市場規模拡大の背景には、消費者の口腔衛生意識の高まりがある。通常の歯ブラシによる歯磨きだけでは口腔トラブルを防ぎきれないということが知られつつあるのだ。歯の表面に食べカスが付着して細菌が増殖すると歯垢になる。それが石灰化すると歯石となって細菌がさらに増え、放置すると歯周病や虫歯の原因になる。しかし、歯ブラシで除去できるのは、歯垢の60%程度だけだ。
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