存在感を増す7sGoodとその背景

「HHO Limited(エイチエイチオー・リミテッド、以下「HHO」)」の運営する中国発の越境ECプラットフォームで、日本に進出した「7sGood(セブンスグッド)」が、わずか2年足らずで競争の激しいEC市場において頭角を現していることが話題になっている。

モバイルアプリ調査会社であるセンサータワーは昨年12月、同年1〜11月の世界の各市場におけるECアプリの成長と動向をまとめたリポート「2023年世界の新興ショッピングアプリインサイト」を発表した。それによると、中国EC大手「拼多多」が運営する「Temu(ティームー)」や中国発アパレル通販「SHEIN(シーイン)」およびアリババグループ傘下の「AliExpress(アリエクスプレス)」が23年に最も勢いがあった中国発越境ECアプリであり、ダウンロード数やダウンロード増加率で世界のさまざまな国・地域においてランキング上位にあった。だが、あまり知られていない7sGoodというアプリが日本市場のダウンロード増加率ランキングの中で第2位にランクインしているという〈表①〉。

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