店頭体験を通じたファンづくり

香水の輸入販売を行うブルーベル・ジャパンは、リアル店舗での体験価値を通じた香りの提案で、ファン拡大に挑んでいる。具体的には二つの業態の使い分けだ。一つは百貨店を中心に多数のブランド香水を扱う「ラトリエ デ パルファム」。もう一つはフレグランス、ディフューザー、ボディケアなど幅広い商品を気軽に試せる「ジャルダン デ パルファム」で、ルミネなどの商業施設に展開。ターゲットに応じて業態を使い分けることで、フレグランスのライトユーザーから熱烈なファンまで幅広く対応している。

業態の使い分けで多様な客層にアプローチ(写真はジャルダン デ パルファム ルクア大阪店)

ブルーベルが業態を二つそろえるのは、フレグランスに対する生活者の意識が大きく変化しているからだ。SNSの普及により、世界中の情報がタイムラグなく手に入る時代になった。それはフレグランスの情報も例外ではない。さらにコロナ下で在宅時間増加により、外出時以外にフレグランスの使用場面が広がったことも、生活者意識の変化に拍車をかけている。ブルーベル・ジャパンの丘依子シニアブランドマネージャーは次のように説明する。

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