マルチは過渡期を迎えている。米国や日本市場で続くダウントレンドがそれを象徴している。対人コミュニケーションを代替するネット空間が拡大していくなか、コロナ禍が直撃し、状況はさらに悪化したといえよう。日本では昨年、アムウェイが取引停止処分を受け、業界に衝撃が走った。実は海の向こうの米国でもマルチ業界と各社を揺るがす出来事が起こっている。

「儲け話には報酬を書面で交付せよ」。米国の連邦取引委員会(FTC)は昨年末に、マルチの勧誘時に、虚偽誇大な収入を得られるオーバートークの禁止とともに、適切な情報開示を行うように規制を改める方針を示した。

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