ディーエイチシー(DHC)が変わりそうだ。4月3日に発表した新体制では髙谷茂夫会長兼CEOが新たに就任。宮﨑綠社長兼COO、小髙弘行副社長とともに3人が代表権を持つ。髙谷会長は、オルビス社長などを務めた経歴があり、通販化粧品では数少ないプロ経営者。事業承継に加え、再成長を目指すDHCにとって、「外部からの招へいでは最良の人選」(通販業界関係者)と評価する声が多い。あわせて公表された行動指針ではコンプライアンスの遵守を筆頭にあげるなど、クリーンなイメージを目指す方針が示された。また社内横断プロジェクトを通じて、社員の自立性と協調性を高める取り組みも始めるという。

(写真左から髙谷成夫代表取締役会長・CEO、宮﨑綠代表取締役社長・COO、小髙弘行代表取締役副社長)

創業オーナーから、オリックスのグループとなり、カリスマ経営から組織経営への転換を図りつつ、激化する通販化粧品市場での競争に勝ち、さらに少子高齢化やコロナ後の社会変化への対応も図る。全方位にわたる課題に髙谷新体制がどう手をつけて、対応するか注目だ。

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