メイクを認めない風潮が市場の停滞を招く

男性メイク需要の実態はつかみにくい。コロナ下で増えたオンライン会議で自身の顔を見て、シミやシワ、ニキビなどの肌トラブルに気が付く。だから、手早く見た目を補正できるベースメイクを使う男性が増えたと話題になった。

ところが、あるメーカー調査では、ベースメイク市場の伸長率は二桁台を維持しているものの、市場規模は約10億円。洗顔市場の10分の1とまだ小粒だ。アイテム別使用率を見ても18~35歳のBBクリームの使用率は約7%に過ぎず、入り口商材と言われるアイブロウでも約9%と低い。

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