プロフィール前職はコンサルタントとして企業の経営計画・再生に携わる。リクルート入社後はホットペッパービューティーの事業企画、市場調査を経て、2012年より現職。「美容センサス」など、美容サロン利用に関するカスタマー調査からの兆しをウェブ、出版、セミナーを通して発信。

理容師数、理容室数とも減少傾向にあり、厳しさが増す理容業界。その中にあって存在感が際立つ「バーバー」が増えてきている。ホットペッパービューティーアカデミーでは、2017年の美容トレンド予測キーワードに「バーバー新時代」を挙げ、技術はもちろんのこと、ビューティー、ファッション、カルチャーなど、付加価値サービスを提供するバーバーに注目してきた。今回は、東名阪の20〜40代の男性2022人を対象にバーバーに関する調査を実施。バーバーと美容室の男性利用者を比較し、違いを探っている。顧客とのユニークなつながりがうかがえるとともに、美容室にとってもヒントとなることがありそうだ。

お店のこだわりや世界観が興味を喚起

まず利用経験率・認知率をみると、「利用したことがある」と回答したのは13.2%、「街中やウェブサイトで見たことがある」と回答したのが14.5%と、約3割の方が認知していることが分かりました。一方、非利用者に対してバーバーへの興味度を聞くと、「とても興味がある」4.9%、「まあ興味がある」16.6%、合計21.5%が興味を持っていることが分かりました。その方たちがどこに興味を持っているのか、その理由を聞くと「お店の雰囲気がオシャレそう」が45.6%とトップに上がりました。実際に、インテリアなどこだわったお店づくりをされているところも多く、理容室と呼ばれていたころと比べてバーバーのイメージが大きく変化していることがうかがえる結果となりました。

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