スタイリングライフ・ホールディングス(HD)BCLカンパニーは、9年ぶりにトップが交代した。同カンパニーのコンセプトは「従来の枠にとらわれないトータル『BEAUTY』を」で、朝用シートマスク「サボリーノ」などのヒット商品を生んできた。2021年6月18日にカンパニーエグゼクティブプレジデントに就いた大村和重氏は、BCLカンパニーをどう率いるのだろうか。社長交代の背景から今後の戦略まで率直に聞いた。

新カテゴリーを生み出しトップシェアを獲得する

――新型コロナ禍で市場環境が激変しています。その中でトップ交代に踏み切った理由は何でしょうか。

大村 新型コロナによって、化粧品業界だけでなく、あらゆるビジネスにおいて過去の延長線上のやり方が通用しなくなっています。BCLカンパニーの良いところは伸ばしつつ、弱点は改善していく。しかも10年後、20年後を見据えて大胆なチャレンジをすることが不可欠ですから、長期視点で戦略に取り組めるように組織の若返りを図っています。厳しい時代だからこそ、抜本的な変革に挑める。ピンチをチャンスに変えなければいけない、と私は決意を新たにしているところです。

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