アユーラは、今秋、カッサブームの先駆けである「ビカッサ」シリーズのリニューアルおよび、新たな香りアイテムを発売。7月8日には、商品開発担当者による開発の着眼点やこだわりを紹介するオンライン発表会を開催した。

冒頭、今から13年前の初代のビカッサを紹介。当時東洋医学の先生と美容法を研究していたアユーラは、中国で2000年以上前から健康法として使われており、経絡などをこすって使う健康法であるカッサに着目。それをマッサージという美容法に昇華したのが「ビカッサ」シリーズだ。

人気のこのシリーズだが、「初代が出てから13年経っており、その中でライフスタイルも変化している。特にコロナでこの1年は大きく変った。それによって顔が変形しているのでは、と思ったのがきっかけ」だと同社奥田氏がリニューアルの背景について説明。

リニューアルにあたってのポイントは、プレートを使ったときにきゅっと小顔になる独特の感覚と、美容液を使っただけでまるでカッサをつかったような変化を感じ取れるという点だ。そのために、肌を支える筋肉に着目。咬筋と側頭筋を“小顔筋”としてアプローチする処方に変更。「筋肉は使いすぎても使わなくてもよくないので適度に使うのがいい」として、コロナ禍で変化した消費者の悩みに寄り添う。

リニューアル発売するアイテムは全4品。「アユーラ ビカッサフォースセラムa」(55㌘・8800円)、「同ビカッサヘッドセラムa」(120㍉㍑・4730円)、「同ビカッサプレートプレミアムa」(3080円)、「同 ビカッサヘッドプレートa」(2750円)。

ビカッサフォースセラムaの進化のポイントはクレアチン、ナツメ果実エキスなど。また、きゅっとなった顔をキープするように、形状記憶の処方ジェルを採用しているのも特徴だ。弾力があるが自己復元できる特性があるので、なじませている間はフィットしながら、終わるとそのままキープしてくれるというようなテクスチャーとなっている。

プレートは、形は維持しながら、厚みを少し減らすことで筋肉に垂直に圧が加わりやすいように進化。ヘッドプレートも形状はそのままに、10グラムほど重さを追加。プレートの自重で心地よいマッサージが出来る様に進化した。

新たに発売する香りアイテムは、大人気アイテム・メディテーションバスから着想を得たアイテムだ。特に、11月1日に発売する「アユーラ メディテーションナイトトワレ」(20㍉㍑・4400円)は注目で、同アイテムをベースとした香りで、より心地よい夜を提供するオードトワレだ。

快眠をサポートするアイテムとして、「心につける、香り。」というアユーラの香りコンセプトにそって開発された。「良い香りを嗅いで反射的に安らぐのは、嗅覚ならではのメカニズムがあるから。香りが持つ力を最大限引き出す機能性フレグランスとして作りあげました」(田島氏)。

ビターオレンジや柚子、ベルガモットなどのシトラス系と、竹やローズマリーなどグリーン系の香りが広がるトップから、ラベンダー、ローズ、ネロリなどのフローラルを中心とした易しい香りのミドル、サンダルウッドやシダーウッドなどのウッディな香りとムスクが溶け合い、深い温かみがあるラストノートへと移り変わる。

「香りが持つ力や嗅覚の特性を活用していて、ぐっすり眠りやすい状態をつくりだし、香りを嗅ぎながら眠るのを習慣づけることで、睡眠の条件反射を作り出してスムーズに入眠できるようになるよう期待して作られています」(同)

12月1日には、「同メディテーションボディミルク」(200㍉㍑・3850円)も発売。安らぎの香りで夜のひとときを豊かに彩るボディミルクとなっている。

月刊『国際商業』2021年09月号掲載