メンズスキンケアブランド「BULK HOMME」を展開するバルクオムは、ニッセイ・キャピタル、丸井グループ、DIMENSION、きらぼしキャピタルを引受先とした第三者割当増資および日本政策金融公庫などからの融資を合わせて総額約15億円の資金調達を実施した。

調達した資金により、国内マーケティングのさらなる強化、CRM部門の体制強化、グローバル展開の推進の三つに特に注力し、事業拡大を加速していく考えだ。

国内マーケティングのさらなる強化においては、新型コロナウイルスの影響で〝新しい生活様式の導入〟や〝おうち時間の増加〟などライフスタイルが大きく変化したことにより買い物もリアル店舗からオンラインに移行する消費者が増加していることを踏まえ、さらなる新規顧客獲得に向け、TVCMやデジタル広告などのマーケティング施策のさらなる強化を行う。

CRM部門の体制強化では、売り上げの急増による製品発送遅延やコールセンターやメールなどの問い合わせ未対応を防止するため、同部門の採用強化および規模拡大を行う。

グローバル展開の推進においては、掲げている「メンズスキンケアブランド世界シェアNo1」ビジョンの実現に向けた取り組みを強化する。現在、アジアをはじめイギリス・フランスへ展開しており、今後さらにアジア諸国、東南アジア、ヨーロッパ諸国、アメリカなどグローバル展開を推進していく。

今回の資金調達について、バルクオムの野口卓也CEOは、「創業以来、片時の迷いもなく『世界一のブランドをつくる』という目標に向け一丸となって事業を推進して参りましたが、今回の資金調達を経て一層の責任を感じながらも、変わらず一直線にグローバルブランド化を実現して参ります」と語った。