ファンケルは6月25日、お客からのポイント寄付を原資として、介護保険施設の全国団体の公益社団法人全国老人保健施設協会に「不織布マスク」約4万5000枚を寄贈したことを発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大は、全国の介護保険施設の運営にも大きな負担を強いており、使い捨ての不織布マスクは、今後も持続的に必要とされる。そこで、ファンケルは今回の取り組みを決断。6月19日にファンケルSDGs推進室の山本真帆室長が、全国老人保健施設協会の東憲太郎会長を訪問し、マスクと目録を渡した。
マスクを受け取った東会長は、「この度、貴社よりマスクのご支援をいただき心より御礼申し上げます。これまで誰も経験したことのない日々は続き、未知なるウイルスとの戦いの終息は見えません。私たち老健施設は皆さまのご恩を忘れず高齢者ケアにまい進いたします」と感謝の気持ちを述べた。
ファンケルは新型コロナウイルスの感染拡大で生じた、全国的なマスク不足を解消するため、5月12日に不織布マスクの販売を開始。あわせて同日から、同社ホームページの特設コーナーで、1ポイント=1円として製品購入などに使えるポイントの寄付を募った。ポイントの寄付は1カ月ごとに集計清算し、5月12~31日の間で965人のお客から、133万3461ポイントの寄付が集まったという。
同社は、今後もポイントの寄付を一定期間ごとに集計し、継続して全国老人保健施設協会にマスクを寄贈する予定だ。