国内化粧品OEMメーカーが、新型コロナウイルス対策品の製造に乗り出した。指定医薬部外品や危険物製品の製造許可を取得している企業が消毒用ハンドジェルやアルコール除菌剤、アルコール消毒液などの商品化に着手。既存の取引先との受注調整を進めている。自社の強みを新型コロナ禍のなかでも発揮、業界内での存在感を高める構えだ。

エア・ウォーター・ゾルは、既存の化粧品の受注製造のほか、新型コロナウイルス対策品の受注獲得を開始。危険物製品の製造許可を取得している強みを生かし、アルコール除菌剤の製造を進めている。

また、ピカソ美化学研究所は、指定医薬部外品の消毒用ハンドジェルの承認処方を有していることもあって、2月の早い段階で商品化を進め、店頭ルートのドラッグストア、量販店、バラエティストア向けのほか、通販での販売および顧客へのインセンティブ商品として、既存の取引先だけではなく、新規取引先からも受注を獲得している。

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