■OEM市場は二桁成長で伸びている
「生産が限界に近づきつつある」。大手化粧品OEMに共通する嬉しい叫びだ。活発なインバウンド・アウトバンドの高い需要を背景に化粧品市場は絶好調。国内工場出荷額は、2016年1兆5237億円と過去最高だった1997年の1兆5189億円を19年振りに上回り、記録を更新した。その勢いは今も衰えていない。2018年の日本製化粧品の輸出額も、通年で6年連続過去最高を更新し、初の500億円台の大台に乗るのは確実だ。その化粧品市場の成長に合わせて、OEM市場も16年以降二桁成長で伸び続け、18年は前年対比10.1%増の3392億円に達する見込み。こうした高成長を受け、OEMメーカー各社は、新工場の建設や既存生産能力の増強などを進める動きが活発化しているが、対応ができないメーカーでは、注文を断るケースも出てきているのが現状だ。
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