CPコスメティクスが堅調だ。同社は、全国にCPサロン1240店を展開、化粧品販売とフェイシャルエステを融合した地域密着型のビジネスを提供している。自身が化粧品を愛用するだけでなく、周囲に口コミを広げ新客紹介に貢献する役割のCPレディは現在4万5000人、その上位でよりアクティブなアクセスリーダー(AL)は全国に4000人を擁する。ALは、将来的にはサロンオーナー(SO)としてのれん分けを目指す層となる。そして自身がサロンを経営するようになればSOに、多店舗展開するようになるとグランドオーナー(GO)となり、ビジネスを拡大していくことになる。

例年4~7月はエステに使用する化粧品のボトルキープを拡販する「ハートフルキャンペーン」を実施。2019年は8~9月の消費増税前の駆け込み需要がこれに加わり、上期は前年比105%で終了した。第3四半期は増税後の冷え込みが多少影響したものの、通常のホームケアキャンペーンに加え、10~11月に新たにハーフサイズボトルのキープキャンペーンを導入したところ、新客数が128%と大きく伸長。期末を100%超えで終了するのは確実となっている。消費増税後にスキンケアブランド中心に大きく冷え込み、壊滅的な状況となっている化粧品業界の中では特筆すべき部類だろう。

草苅徹 マーケティング本部 本部長

児玉晃洋 営業本部 本部長

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