ロレアルは、4年連続で国際的NPO法人CDPからコーポレート・サステナビリティ分野で世界トップの評価を獲得したことを、2月10日に公表した。CDPが毎年行っている環境イニシアチブの開示やスコアリングによる選定は、企業の環境パフォーマンスの透明性を示すゴールドスタンダードとみなされている。

ロレアルグループは、CDPスコアの対象となる気候変動、水、森林の三つの環境課題に関して「A」リストの評価を獲得。評価の対象となった8400社のうち、三つの課題すべてにおいて「A」リストの評価を受けたのは、ロレアルを含めわずか6社だった。また、ロレアルは唯一、4年間連続で三つの課題すべてに「A」評価を獲得している企業である。

ロレアルは、持続可能な経済を新たに構築するためのロールモデルとなるべく、二酸化炭素排出量の削減、サプライチェーンにおける森林伐採抑制、水資源の保護など、意欲的な目標を掲げて長年にわたってさまざまな取り組みを行ってきた。今回CDPから高スコアを得たのは、このような活動が高く評価されたものと考えられる。

今年は、8400社以上がCDP独自のスコア計算方法によるアンケートに答え、データを開示している。各企業には、情報開示や環境リスクに対する認識と管理、意欲的で意義ある目標設定などの環境リーダーシップを示すベストプラクティスの具体例をもとにAからDまでのスコアが付与される。なお、情報開示をしない企業や情報開示が不十分な企業のスコアはFとなる。