フマキラーは2019年10月9日、「2020年度フマキラー園芸用品共有会」を幕張メッセ国際会議場で開催した。冒頭、大下一明社長は、「『カダン 除草剤 ビネガーキラー』や『カダン お庭の虫キラー誘因殺虫剤』などの強力な新製品の投入によって、誰でも手軽に安心して楽しめる園芸をご提案します」と力を込めた。特に注力商品「カダン お庭の虫キラー誘因殺虫剤」は、業界最多となる50種以上の害虫に効果を発揮。害虫が好む、ポテトや小麦粉など5種の餌をブレンドすることで、様々な害虫を強力に引き寄せる。今回容器タイプを採用することとで雨にも強く、水にぬれても効果が1カ月持続する。来年の新商品は13SKUの投入で前年比110%を目標としている。
フマキラー大下一明社長
今年の園芸薬品市場は春先の天候不順から伸び悩んだが、その後の梅雨明け以降は回復基調となった。その結果、19年は前年比107%の333億円と市場全体が伸びる見込み。その中でもフマキラーは5年連続で二桁の伸長を続けており、今年も市場を上回る伸びで前年比を超える見込みだ。フマキラーでは「庭活」をテーマに、市場創造、顧客との協働強化、広告宣伝活動強の3つの戦略を進める。