資生堂は12月20日、20~30代女性516人を対象に実施した年末年始(2017年末~18年初)の休暇中における化粧・生活実態と休暇中・休暇後のお肌の不調(お肌の正月ボケ)に関する意識調査の結果を公表した。調査結果から、6割以上の女性が年末年始に何かしらメイク(ベースメイク含む)の手を抜いている(メイクの手を抜く、メイクしない日がある、メイクしない)ことが分かった。調査期間は、18年11月21~22日。

手を抜く理由としては、「外に出なかった」(69.3%)に次いで、「肌を休ませたかった」(47.1%)が挙がり、半数近くの女性が肌のためにメイクを控えていることが分かった。しかし、肌を休ませる目的でメイク(ベースメイク含む)を控えたという女性のうち、4割以上(「覚えていない」を除く)が、逆に休暇中や休暇明けに肌の不調を感じていることも判明。この結果をうけ、Y’sサイエンスクリニック統括院長の皮膚科医・日比野佐和子氏は、「乾燥の激しい12~1月において、ファンデーションを含むベースメイクを塗布しないことで、逆に水分量の保持や皮脂量のコントロールができず、肌のコンディションを崩すことに繋がったのではないか」と推察する。