‟加齢臭“を発見した資生堂が、今度は‟ストレス臭”を特定した。

資生堂は10月2日、技術発表セミナーを都内で開催し、人は緊張による心理的ストレスが加わることで特徴的なニオイが皮膚表面から皮膚ガスとして放出されるという新たな知見を発表した。

さらに、緊張によるストレスで発生するニオイ成分が何であるかを分析した結果、それが「硫黄化合物系のニオイ」で、主要成分がジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンであることを見出した。

また、資生堂では、このニオイに対して、強いニオイでマスキングするのではなく、ニオイを包み込んで目立たなくする独自のSTアンセンティッド技術の開発に成功している。

なお、同社では、ストレス臭を目立たなくするSTアンセンティッド技術を応用した新製品を2019年春に発売する予定だ。