発行:国際化粧文化研究会協力:小川亘

本書の著者の田中仁氏は終戦直後の1948年から、化粧品業界紙の日本粧業の記者を振り出しに、週刊粧業、ジン・コミュニケーションズを通じ、70年近い間健筆を振るってきた。

その後は、自らが主宰する国際化粧文化研究会の代表として、91歳の今でも文化活動に余念がなく、同会から2014年には、『昭和化粧品業界風雲録』を出版した。

しかし、そこでは著し切れずに心残りであった事柄を記憶が定かなうちにまとめ、化粧品業界の今日、明日を担う方々に伝え継いでいきたいという強い思いで、風雲録の続編、姉妹編として本書を上梓した。

田中氏は、「長い間お世話になった業界の偉人に対するオマージュ(讃歌)、レクイエム(鎮魂歌)」と言っているが、平たくいえば「業界への置きみやげ」といえる書である。

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