2026.09.01

展示会マーケティング専門家が厳選「2026年9月開催 注目の展示会5選」ギフト・物流・エネルギー・溶接・観光から読む、“つなぐ力”が価値になる市場変化とは?

株式会社展示会営業マーケティング
~メディアの方への展示会取材サポートサービスも実施~


注目展示会5選2026年9月

株式会社展示会営業マーケティングは、2026年9月に開催される注目の展示会5選を発表しました。2021年4月から配信を開始したこのリスト、今回はその63回目として2026年9月に開催される5つの展示会をリスト化しています。
今月選んだのは、ギフト、物流、エネルギー、溶接・接合、観光という、一見するとまったく異なる5つの展示会です。
しかし、それぞれの展示内容を見ていくと、2026年9月の産業界を象徴する一つの共通点が浮かび上がってきます。
それは、「何か新しいものを生み出す」だけではなく、これまで別々に存在していたものを、どう“つなぐ”かが価値になっていることです。
ギフトの世界では、伝統の技と現代の暮らし、そして日本と海外市場をつなぐ動きが見られます。
物流では、人、倉庫、車両、ロボット、在庫、データをつなぐことによって、部分最適から全体最適へ進もうとしています。
エネルギーでは、発電技術単体ではなく、「つくる・貯める・運ぶ・使う」をどう一つのシステムとしてつなぐかが問われています。
溶接は文字通り「モノとモノをつなぐ」基盤技術ですが、そこでも熟練技能とAI、ロボット、検査DXをつなぐ動きが加速しています。
そして観光では、地域と旅行者、文化と体験、健康や食と旅をつなぐことで、「旅行する理由」そのものが多様化しています。
検索すると、それぞれは別々の産業として表示されます。しかし展示会場を歩けば、「何と何をつなごうとしているのか」という共通の動きが見えてきます。
2026年9月は、商品や技術そのものを見るだけではなく、その間に生まれている「新しいつながり」に注目すると、少し先の市場変化を読み取れる月になりそうです。
専門家コメント:展示会営業マーケティング代表 清永健一 コメント
今月の5つの展示会では、「何が新しいのか」以上に、「何と何をつなごうとしているのか」を見てほしいと思います。
東京インターナショナル・ギフト・ショーのテーマは「伝統と革新」です。長年受け継がれてきた技を残すだけでも、新しいデザインに置き換えるだけでもありません。職人の技を現代の生活や海外市場につなぐことで、新しい価値を生み出そうとしています。
国際物流総合展では、ロボット一台、システム一つを見るだけでは全体像が分かりません。倉庫管理、搬送、ピッキング、輸配送、AIなどが、どこまで連携しようとしているのかを見ることが重要です。
SMART ENERGY WEEKでも同じです。太陽光、水素、二次電池、風力といった個別技術だけでなく、発電したエネルギーをどう貯め、どう運び、どう利用するか。さらに今回は「熱」に特化した新しい展示会も加わります。エネルギー産業が、個別技術の競争からシステム全体をつなぐ競争へ進んでいることが見えてきます。
国際ウエルディングショーでは、人の技能とAI・自動化・検査DXがどのような関係になるのかに注目です。熟練技術をデジタルに置き換えるという単純な話ではなく、人だからできることと、機械に任せることをどう組み合わせるのか。その答えを製造現場が探しているように見えます。
ツーリズムEXPOジャパンでは、旅が「有名観光地へ移動すること」だけではなくなっています。食、健康、スポーツ、学び、地域文化などとつながることで、旅をする目的そのものが増えています。
展示会の面白さは、こうした「つながり」を現物で確認できることです。
ブース単体だけではなく、「その隣には何があるのか」「同じキーワードを使う企業がどのくらいあるのか」「異業種の企業がなぜこの展示会に出ているのか」という目で会場を歩いてみてください。
展示会場のブースの並び方は、これから産業同士がどことどこでつながっていくのかを示す、一種の未来地図でもあるのです。
展示会トレンド
1 「単品の性能」から「つないだときの価値」へ
今月の展示会では、単独の商品や技術だけで価値を語りにくくなっていることが見えてきます。
物流では、搬送ロボットだけを導入しても、在庫管理や受発注、輸配送と連携しなければ全体の効率化にはつながりません。
エネルギーも、発電量だけではなく、蓄電、送配電、需給調整、利用までを含めた仕組みが重要です。
溶接でも、加工技術だけではなく、自動化、検査、品質管理まで含めた提案が増えています。
会場では「この製品は何ができるのか」だけではなく、「前後の工程や別のシステムと何をつなげようとしているのか」を見ると、市場の変化が分かりやすくなります。
2 「古いか、新しいか」ではなく、どう組み合わせるか
新しい技術が登場すると、古い技術や仕事が消えるという議論になりがちです。
しかし9月の展示会からは、少し違う姿が見えてきます。
ギフトショーでは「伝統と革新」がテーマとなり、職人技を現代の暮らしにつなぐ提案が行われます。
国際ウエルディングショーでも、熟練技能とAI、ロボット、自動化技術を組み合わせる動きが見られます。
観光でも、地域に古くからある文化や食、自然が、新しい旅行スタイルと結び付くことで新たな観光資源になります。
「古いものを新しいものに置き換える」のではなく、「蓄積されてきた価値を新しい技術や市場につなぎ直す」という発想に注目です。
3 これまで別の市場だったものが、隣り合い始めています
新しい市場が生まれる前には、それまで別々だった産業やテーマが近づいてくることがあります。
エネルギー展示会に「熱」が独立した展示会として登場すること。
観光展示会にウェルネスやガストロノミーといったテーマが設けられること。
溶接の専門展示会でAIやロボティクス、検査DXが大きく扱われること。
こうした展示会の新設展、新ゾーン、特別企画は、市場の境界線が動いているサインです。
新しい展示会の誕生は、これまでニッチだったテーマが一つの産業として認知され始める、いわば「新産業のメジャーデビュー」と見ることもできます。
2026年9月開催 注目の展示会5選
(1)第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026。9月2日~4日<東京ビッグサイト>
主催:株式会社ビジネスガイド社
https://www.giftshow.co.jp/tigs/102tigs/
日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。
今回のテーマは「伝統と革新」。会場では「伝統と革新」「インバウンド」「国産ギフト」「職人の技」「温故知新」という5つの分野から、これからの商品や売り場が提案されます。
同時開催されるLIFE×DESIGN、グルメショーなども含め、生活雑貨、ファッション、ヘルスケア、食品、インテリアなど、生活者市場の変化を幅広く見ることができる展示会です。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、「今年は何が流行りそうか」だけではなく、「昔からある価値が、どのように現代の商品へ翻訳されているか」を見てほしいと思います。
伝統工芸は、保存するだけでは市場になりません。一方で、単にデザインを今風に変えればよいわけでもありません。
職人技、素材、産地の物語を残しながら、現代の暮らしで実際に使いたくなる形へ変えている商品に注目です。
その具体例として注目したいのが、国産デニムの本場・岡山県倉敷市から出展する株式会社ハート・プランニング倉敷屋です。同社が展開する国産デニム雑貨は、年間1万点を販売する商品群に育っています。ここで見てほしいのは、単に「デニム製品が売れている」ということではありません。
倉敷という産地性、国産デニムという素材の物語、そして日常で使える雑貨という商品設計がつながることで、「地域のものづくり」が現代の生活者に届く商品へと変換されています。
全国には優れた技術や素材を持ちながら、その価値を十分に市場へ届け切れていない産地がまだ数多くあります。倉敷屋のような商品を見ながら、「地域の技術を、どのような商品に変えれば生活者に届くのか」という視点で会場を歩くと、今回のテーマである「伝統と革新」がより具体的に見えてきます。
また、海外市場を意識した商品やインバウンド向け商品が、日本らしさをどのように表現しているのかも見どころです。
「和柄を付ければ日本らしい」という表面的な提案と、技術や地域の背景まで含めて価値を伝えている商品を比較すると、日本のものづくりが海外へどうつながろうとしているのかが見えてきます。
(2)国際物流総合展2026。9月8日~11日<東京ビッグサイト>
主催:一般社団法人日本産業機械工業会、一般社団法人日本産業車両協会、一般社団法人日本パレット協会、一般社団法人日本運搬車両機器協会、一般社団法人日本物流システム機器協会、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本能率協会
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ltt/
「知恵と技術で、物流の未来を切り拓く。」をテーマに開催される物流・ロジスティクスの大型専門展示会です。
600社・団体、3,250ブースの展示が予定され、搬送、仕分け、ピッキング、産業車両、物流施設、包装、WMS、TMS、AIなど、物流に関わるハードとソフトが集まります。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
前回2024年の国際物流総合展では、「物流の2024年問題」が大きなテーマでした。
2026年に見るべきなのは、その次です。
人手が足りないから一つの作業を自動化する、という段階から、倉庫、在庫、搬送、ピッキング、輸配送、そして人を、データでどうつなぐかという段階に進んでいます。
実際、会場ではAIを活用した物流、フィジカルAIによる物流現場の自動化、次世代WMS、TMS、未来倉庫などがテーマとして扱われます。
来場者には、派手に動くロボットを見るだけで終わらず、「このロボットの前と後の工程はどうなっているのか」を質問してほしいと思います。
メディアの方にとっても、「人手不足」という言葉だけではなく、「人が減っても物流を止めないため、各工程がどこまでつながり始めているのか」という視点で取材すると、物流の次の変化を捉えやすい展示会です。
(3)第26回 SMART ENERGY WEEK[秋]。9月9日~11日<幕張メッセ>
主催:RX Japan合同会社
https://www.wsew.jp/hub/ja-jp.html
水素・燃料電池、太陽光発電、二次電池、スマートグリッド、風力発電、CCUSなど、カーボンニュートラルに関わる技術が集まるエネルギー総合展です。
今回は、核融合発電、建材一体型太陽光発電、浮体式洋上風力、エネルギー貯蔵技術などの特別企画に加え、「熱を作る・管理する・活用する」技術を集めた第1回[国際]熱エネルギー展も同時開催されます。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、太陽光、水素、蓄電池、風力をそれぞれ別々に見るのではなく、「エネルギーがどう流れるか」を一本の線として見てほしいと思います。
発電する。
貯める。
必要な場所へ届ける。
制御する。
そして、電気だけでなく熱として利用する。
カーボンニュートラルの実現には、優れた発電技術一つだけではなく、こうした一連の流れをどうつなぐかが重要です。
特に注目したいのが、今回初開催される[国際]熱エネルギー展です。
これまで個別企業や専門分野の中で扱われてきたテーマが、独立した展示会になることは、その市場に関わる企業や技術が広がってきた一つのサインと見ることができます。
展示会の新設は、新しい産業の「メジャーデビュー」です。
メディアの方には、「次世代の発電技術は何か」だけではなく、「これまで捨てられていた熱をどう使うのか」「発電と蓄電と需要をどうつなぐのか」といったエネルギー全体の設計に注目してほしい展示会です。
(4)2026国際ウエルディングショー。9月16日~19日<東京ビッグサイト>
主催:一般社団法人日本溶接協会、産報出版株式会社
https://weldingshow.jp/2026/
溶接・接合、切断技術と、その周辺の最新製品・加工システムが集まる国内最大級の専門展示会です。
今回のテーマは「未来をつむぐウエルディング・トランスフォーメーション-SMART CRAFT×DEEP TECHNOLOGY-」。
レーザ加工、鉄骨加工、非破壊検査・計測の3大フォーラムのほか、製造現場の具体的な課題解決に焦点を当てた「ウエルディング コミュニケーション・ゾーン」も開催されます。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
今月の5展を象徴する展示会かもしれません。
なぜなら、溶接は文字通り「つなぐ技術」だからです。
しかし今回、ぜひ見てほしいのは金属同士の接合だけではありません。
人の技能とAI。
熟練技術とロボット。
加工と検査。
現場とデータ。
そうした別々のものを、どうつなごうとしているのかに注目です。
「ウエルディング コミュニケーション・ゾーン」では、AIとものづくり、自動化・ロボティクス、品質・検査DXなど、製造現場の課題から技術を見る企画が用意されています。
AIやロボットが職人を置き換えるのか、という二者択一ではなく、「人に残す仕事は何か」「機械に任せる仕事は何か」「熟練者の知恵を次世代へどうつなぐのか」という視点で会場を見ると、日本のものづくりが向かおうとしている方向が見えてきます。
また、新企画の非破壊検査・計測フォーラムにも注目です。つなぐ技術だけでなく、「つないだものが本当に安全なのかをどう確かめるのか」まで含めて見ることで、社会インフラやものづくりを支える基盤技術の広がりが分かります。
(5)ツーリズムEXPOジャパン2026。9月24日~27日<東京ビッグサイト>
主催:公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)
https://www.t-expo.jp/
国内・海外・訪日観光に関わる国・地域、観光事業者、関連企業などが集まる日本最大級の総合観光イベントです。
9月24日、25日は業界・プレス日、26日、27日は一般日として開催されます。
2026年のテーマは「進化する旅のカタチ」。
さらに従来の特別コーナー・特集エリアを「TEJコレクション~選べる旅、ひろがる世界~」として刷新し、「ウェルネスツーリズム」「ガストロノミーツーリズム」が新たなテーマとして加わっています。
【展示会マーケティング専門家 清永健一のおすすめポイント】
この展示会に行くなら、「次にどこへ旅行するか」だけではなく、「人は何のために旅をするようになっているのか」を見てほしいと思います。
以前の旅行は、「東京から北海道へ行く」「日本から海外へ行く」といった目的地中心で語られることが多かったと思います。
しかし現在は、食を楽しむために旅をする。心や身体を整えるために旅をする。スポーツをするため、学ぶため、地域の文化に触れるために旅をするなど、「旅×何か」という形が広がっています。
今回、新たにウェルネスツーリズムとガストロノミーツーリズムがテーマとして設けられたことも、その変化を象徴しています。
会場では、華やかな観光地のPRだけを見るのではなく、「温泉×健康」「地域食×体験」「自然×教育」など、どのような掛け算が増えているかを見てください。
似たような掛け算が複数の地域から出ていれば、それは一地域の企画ではなく、新しい旅行市場が生まれ始めているサインかもしれません。
メディアにとっては、人気観光地を取材するだけでなく、「旅をする目的がどう変わっているのか」を一つの会場で比較できる点が大きな魅力です。

【ご注意】開催の日程、会場、内容などは変更される場合があります。取材、来場の際は各展示会の主催者宛にご確認のほか、取材依頼などの手続きをお願いいたします。

取材サポート:展示会でのメディア関係者の取材サポートします
展示会マーケティングの専門家である清永健一が、展示会取材をするメディアの方に同行して、各展示会のおすすめブースをご案内し「展示会の見方」を解説します。
このプレスリリースには書ききれなかった、各展示会での個別のおすすめブースについても詳しくお伝えすることが可能です。
例えば下記のようなポイントで「展示会の見方」をお伝えできます。
・「こんな看板では人は来ない」。一目でわかるダメな展示ブースデザイン
・説明員の立ち位置でわかる、覗いてみたくなる展示ブース

この「取材サポート」については、お問い合わせの上ご相談ください。
本件、「注目の展示会リスト」を配信する理由
五感を使ったリアルな体験を提供する企業イベントとしての展示会が再注目されています。
そもそも、展示会は企業にとっての重要なマーケティング手段です。特に経営資源の限られた中小企業にとっては自社の価値を全国に、世界に発信するために重要な場であり、オンライン化、AI化によって顧客とのリアルな接点を持ちづらくなった今、その重要性はさらに高まっています。
株式会社展示会営業マーケティングが、出展者536名、来場者1,089名を対象に実施した調査では、「AI時代に対面展示会の重要性が高まる」と回答した割合は、出展者で69.6%、来場者で67.9%でした。
また、来場者の93.4%が、今後も展示会に参加したいと回答しています。
この結果からは、検索やAIで情報を得られる時代だからこそ、現場でしか得られない一次情報へのニーズが高まっている傾向がうかがえます。
国内外の多数の企業の最新技術や製品が一堂に会する展示会。その場に足を運べば、業界の最新動向や未来が見える夢の空間。ビジネスの場にいる人たちのための「大人のテーマパーク」なのです。
全国各地で開催される展示会や見本市は月間約60件ほどもあります。現在の状況も加味すると、「行くべき展示会」は選択する必要があります。
また、展示会を取材するメディアの方々にも、「取材すべき展示会」の選択は必要だと考えます。展示会の取材は、来場を促すためにも、来場できない方への情報提供としても非常に重要な役割を担っていただいておりますので。
そこで、株式会社展示会営業マーケティングの代表取締役社長であり、展示会マーケティングの専門家でもある清永健一が、2021年4月から「注目すべき」・「取材すべき」展示会を厳選してリスト化しています。取材先選定の一助としていただければ幸いです。

◆◆◆
【会社概要】

株式会社展示会営業マーケティング
代表者代表取締役社長 清永健一  TEL:03-4500-8539  
創業:2015年8月 設立:2016年5月17日
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川5-9-15-904  ホームページ https://tenjikaieigyo.com/

展示会営業コンサルタント 清永健一
株式会社展示会営業マーケティング代表取締役。中小企業診断士。奈良生まれ、東京在住。
展示会を活用した売上アップの技術を伝える専門家。中小企業への売上サポート実績は1300社を超える。NHKラジオ総合で展示会の未来について言及するなど、展示会業界活性化にも尽力。展示会活用に関して、テレビ等出演のほか、行政、公益法人、金融機関などで講演多数。 著書は『展示会のプロが発見!儲かっている会社は1年に1回しか営業しない』他7作。



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