2025.08.28

自動車部品の鍛造技術をキッチンへ。”育てる”から”気兼ねなく使える”へ。新ブランド『TANZO』、第100回ギフト・ショーでデビュー。

ヤマコー株式会社
世界初※、グランプリ受賞の品質を再構築した「一生モノの鉄」を提案

自動車部品の精密な鍛造技術を持つヤマコー株式会社(本社:大阪府東大阪市、代表取締役:山本 恵津子)は、"気兼ねなく使える、一生モノの鉄"をコンセプトにした新キッチンブランド『TANZO』を発表します 。2023年に「第97回ギフトショー LIFE×DESIGNアワード」でグランプリを受賞した製品を中核にブランドを再構築 しました。

美味しさを科学する思想のもと、「妥協のない素材」 「6年が生んだ黄金比率の厚み」 「高い熱伝導率と蓄熱性」 という3つの要素を徹底的に追求した新製品を携え、2025年9月3日より開催される第100回東京インターナショナル・ギフト・ショーに出展します 。



始まりは、働く一人の女性の想いから。

開発のきっかけは、代表の山本自身が二人の子育てと仕事に追われる中で感じた「鉄の調理道具は重くて、お手入れが大変」という実感でした 。コロナ禍で“本物の美味しさ”への関心が高まる一方、忙しい毎日では扱いにくい 。このジレンマを、自社の技術で解決したい。そんな想いが『TANZO』開発の原点です 。

自動車が走るための心臓部を支える鍛造工場から、あなたのキッチンを変える一枚が生まれました 。世界でも類を見ない「エアスタンプハンマー」が1250℃の鉄の塊に約2000トンもの圧力を加え、不純物を叩き出し、鉄の純度を極限まで高めます 。この力と、鉄の表情を読み取る職人「ハンマーマン」の技の融合により、「不可能」とされてきた複雑な形状の調理器具の鍛造を世界で初めて実現しました 。

エアスタンプハンマーとハンマーマン




美味しさを科学する、TANZOの3つのこだわり


(1) 妥協のない素材
TANZOは国内最高品質の炭素鋼を使用しています 。鉄を1250℃まで熱し、2,000トンもの圧力で何度も叩く「鍛造」によって、不純物が飛び、金属内部の結晶構造が微細化され高い強度と耐久性を実現します 。人工的なコーティングは一切施していないため、安心して毎日の料理にご活用いただけます

1,250℃に加熱された炭素鋼(日本製)




 (2)6年が生んだ「黄金比率」の厚み

   軽さと、火入れのやさしさ。
   相反する理想を6年の歳月を経て追求し、側面3mm、底4mmという美味しさのための黄金比
   率にたどり着きました 。
   底面の厚みが十分な熱を蓄えて食材に均一に火を伝え 、焦げ付きにくく、旨味を逃しません 。

TANZO製品の厚み 側面3mm、底4mm




(3)高い熱伝導率と蓄熱性
高い熱伝導率と蓄熱性により、少ない火力で短時間調理が可能です 。余熱を活かせば火を止めた後もじんわり熱が伝わり、素材の旨味をやさしく閉じ込めます 。また、遠赤外線効果で芯までふっくらと仕上がり、料理は最後の一口まで温かいまま美味しさが長続きします 。


弱火調理でじっくり煮込み、余熱で仕上げます。





一生モノを、永く使う。それが、これからの豊かさ。
『TANZO』は、単なる調理器具ではなく、食卓を彩る暮らしの道具です 。調理した料理をそのままテーブルへ運び、器としても活用可能 。一つの道具を大切に育てながら使い続ける、愛着のある暮らしこそが、これからの豊かさであり、最もシンプルで本質的なサステナビリティの実践だと私たちは信じています 。
製品情報
TANZO フライパン (本体径20cm / 取手は取り外し式)
TANZO ボウル (径23cm)

ボウル(奥)フライパン(手前)




出展概要
 展示会名: 第100回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2025
 会期: 2025年9月3日(水)~5日(金)
 会場: 東京ビッグサイト
 ブース番号: 西1-T06-08

会社概要
 会社名: ヤマコー株式会社
 所在地: 大阪府東大阪市加納4丁目3番26号
 代表者: 代表取締役 山本 恵津子
 設立: 1946年
 事業内容: 鍛造部品の製造、家庭用調理器具の開発・販売
 URL: https://tanzo-jp.com

本件に関するお問い合わせ先

 ヤマコー株式会社 広報担当
 TEL: 072-965-5621
 E-mail: tanzo@tanzo-jp.com

注釈
※ エアスタンプハンマーを用いた、複雑な形状を持つ調理器具の一体成型鍛造製法として(2025年8月時点、自社調べ)
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