2025.05.16

「いただきます」で社会をもう一度つなぎたい。老舗のお箸メーカーヤマチクが短編映画制作を開始

株式会社ヤマチク
出演:岡田蓮、村上美香 監督:中川典彌 オール熊本で初の映画制作に挑戦。クラウドファンディング本日公開

熊本の竹のお箸メーカー株式会社ヤマチク((本社:熊本県玉名郡南関町久重330、代表取締役:山崎彰悟))は、日本の精神性を象徴する文化的所作である「いただきます」を主題にした短編映画制作を開始したことをお知らせします。2025年8月4日「箸の日」の上映を予定している本作品の制作に伴い、本日よりクラウドファンディングも公開いたしました。

クラウドファンディングページ:https://for-good.net/project/1002000





■ 制作背景:「いただきます」でこころの分断をつなぐ

私たちヤマチクは熊本県南関町で「竹の箸」だけをつくり続けてきました。さまざまな食卓に並ぶお箸は、「いただきます」のもっとも近くにある存在だといえます。

そんな「いただきます」について、昨年ショックを覚える出来事がありました。

「“いただきます”を言うのはキモい」

とあるSNSの投稿がネットニュースで拡散されたのです。
そこには「お金を払っているんだから、言わなくていい。」「偽善っぽい。」といった言葉が並びました。

一方、私たちが海外で「いただきます」の意味を伝えたときの反応は、全く異なるものでした。
「今、拝みながら何と言ったの?」と問いかけられ、
「これは“いただきます”といって、私たちが生きていくために関わる全ての人や生命(いのち)に感謝を込めた、祈りのようなものです。日本人はみんな食事の時に言いますよ」と答えると、大変感動し「真似したい」という賞賛の声が返ってきたのです。

私たちはその時、「いただきます」はただの挨拶ではなく、あらゆるものへの感謝を示す、日本の精神性を象徴する所作なのだ、と深く実感しました。

ネットニュースで拡散された「いただきます」の危機。そこには、お互いに感謝し合うことで成り立つはずの社会における「こころの分断」があるように感じています。この分断は、カスタマーハラスメントをはじめとしたあらゆる社会問題に通じるものです。

だからこそ、「こころの分断」をはしわたしするためのヒントが、「いただきます」にあるはずだと、私たちは考えました。

世界で共感される日本の精神文化としての「いただきます」。多層的な感謝の意味を持つこの言葉を、言語や意識、関心の壁を越えて届けたいという思いから、私たちは短編映画を制作することにしました。

「家族愛」や「日本の四季」の美しさを盛り込んだ映像は、頭ではなく心に届く作品となることを目指しています。共に挑むのは私たちのルーツでもある「オール熊本」のチーム。

日本に、世界に、「いただきます」の価値を届ける挑戦が、今はじまります!


■ 短編映画概要

タイトル:「いただきます」
監督:中川典彌
出演:岡田蓮、村上美香
公開予定:2025年8月4日(月)※8月3日(日)に試写会を実施
企画・制作:株式会社ヤマチク
【監督・出演者プロフィール】


主演:岡田蓮
2021年に出演したABEMAの人気恋愛リアリティーショーで話題を集め、同年9月より"UNIboys"として活動を開始。また2024年よりwinnersメンバー入りを果たす。SNS総フォロワー数は250万人超え、その甘めなルックスとSNSで見せるクールな一面とのギャップで若者を中心に人気を集める運動神経抜群モデル。






母親役:村上美香
1971年、熊本市生まれ。第一高、熊本大文学部卒。94年に熊本県民テレビ(KKT)にアナウンサーとして入社。夕方の人気番組「テレビタミン」を21年間担当した。2018年春、同番組を引き継ぎ、KKTも退社。「ヒトコト社」代表。







監督:中川典彌
熊本県生まれ。熊本県在住。映像クリエイター。祖父へ贈ったビデオレターをきっかけに映像の力を感じ、2019年にSEから映像クリエイターに転身。地元熊本を中心に地域や企業のPV・ショートフィルムなどを制作し、クライアントのニーズを的確に捉えた独自のストーリーテリングに定評がある。また、貸切映画館のプロデュースや熊本短編映画祭の開催など、映像の届け方を意識し、映像による地域おこしに取り組んでいる。




【プロローグ】



■クラウドファンディング概要

プロジェクト名:こころの分断を「いただきます」ではしわたし。老舗お箸メーカーが短編映画制作に挑む
実施期間:5月16日(金)~6月30日(月)
目標金額:500万円
URL:https://for-good.net/project/1002000

【クラウドファンディング本文より】
もし効率性を理由に「いただきます」が消えたら?
そこには、感謝のない、権利と義務だけの無機質な社会が待っているかもしれません。

政治や経済で大きな変化が続いている近年、世界中であらゆる分断が加速しています。
誰かが傷つくことを土台にするのではなく、「感謝」をベースに互いが互いを尊重できる世界はどれだけ素敵でしょう。

私たちがこの映画を通して本当に伝えたいのは、感謝を軸とした日本人の精神性です。
互いを尊重し合うその心こそが、「いただきます」の本質。
SDGsが叫ばれるようになって10年が経ちましたが実は日本人こそ、日々の暮らしの中でその精神性を自然に育んできた民族だったのではないでしょうか。

だからこそ、何か新しいことをやろうと躍起になるだけではなく、まず「いただきます」を大切にすることが、未来をつくる力になると私たちは思います。

お箸屋さんとして、私たちにできる小さな一歩を、ここから。
「いただきます」を、世界へ。
「ITADAKIMASU」を、世界からこころの分断をなくすための世界共通語へ。

どうか、私たちの挑戦を応援してください。



会社概要

企業名 : 株式会社ヤマチク
代表者 : 代表取締役 山崎彰悟
所在地 : 熊本県玉名郡南関町久重330
創業 : 1963年1月1日
設立  : 1991年5月13日
URL  : https://www.hashi.co.jp/


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