理念から全社の意思決定基準へ

P&Gジャパンは9月8日、記者懇談会を開き、2025/26会計年度の事業概況や今秋の新製品、今後の事業戦略などを説明した。25/26会計年度は継続的な売り上げ成長を実現。ベビーケア、フェミニンケア、スキンケア、ヘアケア、ファブリックケアが好調だった。4月に参入したパーソナルケアでは「オールドスパイス」の主力商品「フレグランスバー」が年間販売予測分を約2カ月で売り切り、一時出荷を停止するほどの反響を得た。

影山由香執行役員(第一営業本部営業本部長)は、継続成長を支える考え方として「消費者ファースト」を強調した。P&Gには従来から「Consumer is Boss(消費者がボス)」という理念が浸透しているが、現在はそれを理念にとどめず、全社員の意思決定の基準となるマインドセットに転換している。研究開発やマーケティングだけでなく、営業、ファイナンス、人事なども、何かを判断する際に「それは消費者への価値提供につながるのか」に立ち返る。昨年からは全社員が参加できる消費者調査も進めている。

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