ブランドプロデュース・コンサルティングを手掛けるオムニモスークは、第13回ライフスタイル合同展示販売会「フェス・リエゾン 東京(Fes Liason TOKYO)」を10月15~16日に東京・ワールド北青山ビル1階で開く。39ブランドが41ブースを展開し、うち29ブランドが新規出展となる。食品分野の参加が増え、美容や暮らしを支える製品がそろう。作り手との対話や製品体験、商談、直接販売を通じ、認知拡大と販路開拓を後押しする。

「今日からバナナ」

岐阜発の「MORI BOTANICA(モリボタニカ)」は、2026年に誕生した新ブランドで、今回が初出展となる。クロモジや山椒、よもぎ、生姜などを使った和紅茶や菓子を展開し、ボタニカルチャイシロップを紹介する。「NEOFOODS(ネオフーズ)」は、青バナナパウダー「今日からバナナ」を提案する。レジスタントスターチを含むグルテンフリーの食品素材で、無臭・微粒子という品質にこだわり、料理や菓子への取り入れやすさを訴求する。今回は「PRANA(プラーナ)」との協業により、同パウダーを使ったヴィーガン生チョコクッキーサンドをPRANAのブースで特別販売する。

「ZAWADI」

美容分野では、広島のランニングメイトサービス ポレポレファクトリーが手掛ける「三六五石鹸(みろこせっけん)」が初参加する。酒粕や酒蔵の仕込み水、植物オイルを使い、香料・防腐剤を加えずに仕上げた手作り石鹸だ。障がい者福祉の就労支援と結び付いたものづくりを進め、升を模したパッケージを採用している。ペットケアブランド「ZAWADI(ザワディ)」は、コールドプロセス製法によるペット用シャンプー・コンディショナーバーを紹介する。

和歌山でヘアサロンやエステサロンを展開する事業者による「Shiawase no Hoshi no Kaori(しあわせのほしのかおり)」は、美容師が手掛けるヘアケアとスキンケアを提案する。月桃を使用した製品などをそろえ、自店を中心とした販売から外部への発信を広げる。「自然洗剤birds(しぜんせんざいバード)」は、洗濯や食器洗い、住まいの掃除などに希釈して使う濃縮タイプの洗剤を展開し、1984年から続くものづくりを伝える。

「柿茶本舗」

新規出展が全体の約7割を占める今回は、出展者同士のネットワークも参加の輪を広げた。過去の出展者や今回の参加企業からの紹介が、6件の出展につながっている。一方、継続出展する企業には、過去の商談が販路拡大に結び付いた例もある。四国産の有機柿の葉を使ったお茶を扱う柿茶本舗は、前回の出展で新規取引につながったことから、2回目の参加を決めた。飲む豆乳ヨーグルト「ソイラクト」を展開するアガペファームは3回目の出展で、自然食品店「F&F」全店への導入も進んだ。スリランカ・ルフナ産の茶葉を手で巻き、葉巻状に仕上げた「ティーシガー」を扱う「TRIOLA TEA(トライオラ ティー)」も2回目の出展となり、ギフトセットを提案する。

フェス・リエゾンは、成分や製法、製品が生まれた背景を重視するブランドを集めてきた。消費者が作り手から直接説明を受け、製品を試して購入できる一方、バイヤーには商談の機会を提供する。出展者同士の交流を通じ、異なるカテゴリーの企業による協業も促している。安田旬佑オムニモスーク代表取締役は、美容やライフスタイルに共通する価値として「健康」を重視し、次回以降はこの軸をより明確に打ち出す考えだ。「心身と社会の健康を視野に、ヨガや瞑想などの体験の導入も検討します」

販売支援では、既存のECサイトの活用を進める。今回から、イベント媒体の各ブランドにQRコードを付け、オンライン購入へ誘導するほか、出展企業のEC強化やダイレクトマーケティングの支援にも取り組む方針だ。会期後の購買と販路拡大につながる仕組みを整え、ブランドの成長を支えていく。