9月の後半、中国内陸部、青海省と甘粛省を訪ねた。チベットに隣接する中国の奥地であり、ゴビ砂漠にも連なっている。10数年前にも来たことがあった。はげ山ばかりの高原地帯で、中国にとっては、国土面積が広いのは誇ってもいいが、お荷物になっている地域もあると思ってしまった。
ところが、今回再訪したら、全く異なる風景になっていた。青海省にある湖の南に位置する海南州に、巨大なグリーンエネルギーの基地ができていたのだ。風力発電の巨塔の設置面積は、4000平方キロメートルにも及び、2100平方キロメートルの面積を持つ東京都の約2倍の広さ。太陽光パネル設置面積は、600平方キロメートル。見渡す限り、太陽光パネルが張り巡らされている光景は実に壮大だ。このほかにも大規模な水力発電所が何カ所かあるが、説明によると、新疆ウイグル地区、内モンゴル自治区などの地域は青海省よりグリーンエネルギーの発電量が大きいとのことだ。
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