フランスを、欧州を、そして世界を代表する化粧品グループ「ロレアル」が、近未来に向けて「ビューティ・オブ・ロンジェビティ(=美と長寿〈Beauty of Longevity〉)」を課題に掲げ、そのための戦略的アプローチを「ロレアル ロンジェビティ インテグレイティブ サイエンス™〈L’Oréal Longevity Integrative Science™〉」と名付けたと発表した。この意味するところはちょっとやそっとでは理解できそうにない。そこでロレアルグループは、世界中のジャーナリストやインフルエンサーを集めて、6月13日、パリ中心部に建つヴィジョネール〈Visionaire〉と呼ばれる空間でカンファレンスを開催。ここはロレアルの発祥地であり、現在、そして未来に向けて発信していく象徴的な場所だ。

ロレアルの気迫に圧倒

一介の化粧品メーカーが、「長寿」とはずいぶん大上段に構えたものだと思う向きもあるかもしれない。だが、終日繰り広げられたカンファレンスと欧州最大のスタートアップ&テクノロジー見本市ビバテック(VivaTech)でのロレアルの存在感の大きさを見ると、従来の化粧品メーカーという枠を越え、テックやサイエンスの世界と四つに組む同社の気迫が伝わってきた。

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