タカラベルモントのホリスティックビューティをコンセプトとしたスパブランド「ESTESSiMO(エステシモ)」は、ヘッドスパシリーズ「セルサート」から「セルサート ラメラフル リペア」を6月23日より全国の取り扱いサロンで発売する。発売に先立ち、5月22日には新製品発表会を開催した。

発表会では、まず化粧品事業部エステシモ推進部の小抜淳二部長が登壇。ホリスティックビューティ・エステシモの45年の歴史を説明した。エステシモは、2013年に”全身ひとつながり”という概念のもと、エステティックとヘッドスパの融合によるホリスティックビューティを提唱。25年にはヘアスパ領域を追加し、フィジカルスパ、フェイシャルスパ、ヘッドスパ、ハートスパと五つのスパを提供することで、全身美を実現する「ホリスティックスパ」を強化している。

また、こうしたヘッドスパは、世界でもニーズが増加傾向にあり、昨年から香港でホテルを中心に導入サロンを増やしているが、多くの反響を得ているとともに、同社のシャンプー機器「YUMEシャンプー」の24年度出荷台数は19年比で262%と大きく伸長している。

堅調な成長を続ける中、エステシモは、ロイヤルカスタマーが「シャンプー・トリートメントでの日々のケアは効果を実感しやすく継続しやすい」と考えている一方で、美容関心度の高い女性の2.5人に1人がいまだぴったりなアイテムに出会えていない「難民」と自覚していることに着目した。

こうした現状を受け、毎日使えるマスク級のデイリーケアトリートメントとして開発したのが「セルサート ラメラフル リペア」だ。日常生活の中で失われやすい髪のラメラ構造の補修に特化することで、髪質、ダメージレベル問わず、毎日のケア効果を実感できる製品となっている。

発表会では化粧品研究開発部第一研究所の原田佳祐マネージャーが登壇し、髪のバリア機能であるラメラ構造と製品メカニズムについて解説。「とにかく『実感』にこだわる」と自身の開発ポリシーを語るとともに、ラメラフル リペアの特徴は①マスク級のケア実感を毎日②カラー褪色抑制③洗い流すときから実感――の三つを実現するものであると説明した。

「髪のラメラ構造は肌のラメラに比べ、自己修復機能をもたないため、よりケアが重要である」(原田マネージャー)とし、ラメラをケアするエステシモ製品のメカニズムをさらに進化させるため、新たに「ラフィノース」を配合するに至った。

また、同会では、タカラベルモント社員であり、パリ五輪女子ホッケー日本代表として活躍した及川栞選手が登壇。「汗をかいてもすぐには洗い流せないといった過酷な状況になることも多い私が、この製品を使ったリアルな声を届けたいと思い、この会に出席させていただきました。特に感じたのは三つで、洗い流した時のテクスチャーがしっとりしていて栄養補給がしっかりされている実感があること、ドライヤー後もすごくしっとりとしたテクスチャーであること、さらに次の日の寝ぐせの差が顕著で、ほとんど寝ぐせがつかなかったこと」(及川選手)とラメラフル リペアの魅力を語った。