シオノギヘルスケアは4月2日、東京・神田明神ホールにおいて、湿疹・皮膚炎治療薬「リンデロンVs」シリーズの新CM発表会を開催。同CMに出演する俳優の芦田愛菜が登壇し、「温かくなると肌トラブルが増えてくるので、『リンデロンVs』を思い出してくれるとうれしいです」とPRした。
発表会でシオノギヘルスケアの吉本悟社長は近年の環境変化にふれながら、「アフターコロナで外出機会が急増したことで、さまざまなストレスにより皮膚疾患が生じ、OTC医薬品の需要は増加している。また、春と秋の気温上昇により夏が長期化しており、気候変化に伴う虫刺されの時期も長期化している。われわれはあらゆるニーズを受け止め、セルフケアを推進するとともに、正しくお薬を使っていただくための情報発信を行っていきます」とあいさつした。
シオノギヘルスケア経営戦略本部の釜口哲学ブランド戦略グループ長は「リンデロンVs」シリーズについて紹介。同シリーズは今まで医薬品で使われていたスイッチOTC成分を配合し、ストロングステロイドカテゴリーに分類される。同カテゴリーで、軟膏、クリーム、ローションの3つの剤形を揃えているのは「リンデロンVs」だけ。「3つの剤形があることで、塗る箇所や患部の状態によって使い分けることができます」(釜口ブランド戦略グループ長)と説明した。
スイッチOTC成分を配合しているからこそ、適正な使用情報の提供にも工夫を凝らしている。中身が取り出しやすい前開きパッケージで、使用時の注意を大きく印字。パッケージに印字されたQRコードを読むと、ユーザー端末の言語で説明文書を音声で読み上げてくれる。また、同社では、皮膚を知り、皮膚のセルフケアがわかる情報サイト「ヒフシルワカル」でも皮膚疾患に関する適正使用情報を発信している。
続いて「リンデロンVs」シリーズのCM出演が5回目となる芦田愛菜が登壇。新CM「日本の皮膚トラブル」篇について、「今まではポップで楽しい雰囲気のCMでしたが、今回は壮大で力強い雰囲気になっています。『リンデロンVs』の良さをより誠実にお伝えできるように凛としたイメージで演じました」(芦田)と振り返った。
「リンデロンVs」シリーズが3タイプあることにちなみ、3つのこだわりを問われると「毎日お風呂に浸かること、日記をかくこと、あいさつを心掛けることです」(芦田)と回答。何かを決めるときに重視していることを問われると、「考え過ぎてネガティブになることがあるので、やってみたいことがあるならやってみてもいいんじゃないとポジティブな気持ちを大事にしています」などと語っていた。
月刊『国際商業』2024年06月号掲載