シーボンは、2024年3月期第3四半期の連結業績は、売上高は前年同期比1.1%増の64億3300万円、営業利益は6500万円(前年同期は営業損失1億円)、経常利益は6800万円(前年同期は経常損失8500万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1300万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億8800万円)となった。

直営店舗に関しては、引き続き、新規顧客の獲得を重要な経営課題と位置付け、イベントプロモーションをはじめとする新規集客活動を活発化。加えて、検診センターで健康診断の待ち時間での肌チェックやハンドマッサージの提供や、ヨガ講師とコラボした美肌セミナーの実施等、異業種とのコラボレーションによる施策を新たに推進した結果、新規顧客の来店数は前年同期比105.2%と上昇傾向が続いている。新規顧客の購入単価も増加傾向にあることから、新規顧客に対する売上高は前年同期比111.1%と大きく増加した。

既存顧客に関しては、継続数は未だ微減傾向にあるものの、既存顧客の購入単価は前年同期を上回っている。通常のサロンケアにプラスしたオプションケアの利用を促進するため、パック等のサロンケア製品の当日購入に対する割引キャンペーンの実施や、新製品6品の発売及びリニューアル製品と好評製品の再販売等が功を奏し、既存顧客に対する売上高は前年同期比100.3%と増加した。

24年3月期の連結業績予想は、売上高は4.4%増の89億200万円、営業利益は2億円、経常利益は2億200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は7400万円と当初予想からの修正はない。