消費者の支持を見越し大規模投資で新規参入

箱からソフトパックへ。ティッシュ市場で、紙箱の代わりに、フィルムで包装したソフトパックタイプのシェアが急拡大している。従来のボックスタイプは金額ベースで横ばい、もしくは微減で推移しているが、ソフトパックタイプは前年比2桁以上も伸長。ティッシュ市場の成長をけん引している。国産メーカーの中でソフトパックのトップシェアを誇る大王製紙は8月1日、国内トップブランド「エリエール」の基幹商品「エリエールティシュー」から、初のソフトパックタイプとなる「エリエールティシュー ソフトパック」を発売した。コンパクトで便利なソフトパックが、ますます普及していきそうだ。

大王製紙は消費者視点の提案でシェアを獲得

日本は世界トップクラスのティッシュ大国。1人当たりのティッシュの年間使用量は世界平均0.6キロに対し、日本は3.0キロにのぼり、ダントツの首位である。その要因について、大王製紙ホーム&パーソナルケアマーケティング本部ファミリーケア・ブランドマーケティング部ファミリーケアグループの森脇哲平係長は「ティッシュの用途は広がっている」と指摘する。

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