ポーラは10月6日、及川美紀社長が「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」の自ら道を切り拓き自分らしく働く女性を讃える部門であるWOMEN AWARD 個人部門を受賞たと発表。また、ポーラが企業部門別ランキング(101名以上1000名以下の部)にて、経営トップ実行力ランキング 3位を受賞した。
「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」は、男女の人数比率や育休取得率、福利厚生などの「働きやすさ」を基準とした選出ではなく、女性リーダーやプロフェッショナルを続々と輩出している企業、そして自ら道を切り拓き自分らしく働く女性を讃える日本最大規模の女性アワードとして、2016年に発足し、今回6回目を迎える。
国内企業の人事担当者や人事担当役員、D&I推進担当者・役員・従業員等へ独自のサーベイを実施し、その結果と評議員審査を経て、受賞企業・受賞者を決定している。
また「WOMEN AWARD 個人部門」は、個人で活躍する世の女性たちをエンパワーメントするリーダーたちを特別賞として発表。審査にはアドバイザリーボードを組織し、あらゆる視点から個人の活躍をキャッチアップしている。
及川社長は、2020年からポーラ初の女性代表取締役社長を務め、29年までに女性管理職の比率を現在の30%前後から50%程度に引き上げる方針を明らかにしている。また、採用時点では男女半々の同社において、女性管理職比率が30%の横ばいであることを課題視。さらに、50%にすることを目標におき、役職候補者のリスト作成時に働いているアンコンシャスバイアスや“思いやり”による排除(例えば、結婚、出産、育児などを理由にリスト漏れしているケース)を取り除くなどの対策を講じている。
そこで、これまで法律上の配偶者・家族・親族を対象としていた人事制度や福利厚生の適用対象範囲を、事実婚の相手方、同性パートナーを含めた「実質上の家族・親族」までに変更した。社員それぞれの性的指向や性自認、家族の形に関わらず、公平に認められ力が発揮できるような環境づくりを目的に実施し、22年1月1日から導入。こうした点が評価され、受賞につながった。