幼稚園に通い始めた娘が初めての夏休みに入った。先生や友達と遊ぶのが楽しいようで、しばらく通園がないことに少し落胆。ただ、さすが3歳児で、すぐに気を取り直し、日々、いろいろと遊び回っている。幼稚園はホッと一息だろうか。というのも、コロナ感染者の通知が毎日のように送られてきていたからだ。人から人へ感染するのだから、大勢が集まる幼稚園は細心の注意を払っていたはず。昨今の感染者急増が夏休み期間中にピークアウトすれば、幼稚園としては御の字ではないか。そんなことを思っていたら、サル痘の国内初確認の一報が飛び込んできた。どれだけのリスクがあるのか、素人には知り得ないが、またロックダウンに近い事態に陥るのだろうか、と頭をよぎった。政府などにコロナの教訓を生かした効果的な対策を望む声が相次ぐが、それは民間企業にも求められる。化粧品、日用品の両業界は、コロナ対策の振り返りは済んでいるだろうか。同じ轍を踏み、無意味な市場低迷を招くことだけは避けなければいけない。子どもたちの順応は速い。ようやく始まったアフターコロナにほっとせず、大人も次のリスクに備えたい。

月刊『国際商業』2022年09月号掲載

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