ヘアカラーのリーディングカンパニー、ホーユーの新社長に佐々木義広氏が就任した。ホーユーアメリカプレジデント、プロフェッショナルカンパニープレジデントを歴任してきた佐々木新社長が、2023年に創立100周年を迎えるヘアカラーの老舗企業をどうかじ取りしていくか。また、リーディングカンパニーとしてセルフヘアカラー市場をどう活性化していくか。今後のホーユーの戦略の方向性について話を聞いた。
――1月31日付で新社長に就任しました。
佐々木 3月30日がホーユーの創立記念日でした。記念式典を行いましたが、その際、所信表明という形で全社員に向けて私が現在考えていること、ホーユーをどういう会社にしていきたいかなどを伝えました。今年で株式会社化してから99年になりますが、長きにわたり事業を継続できていること、あるいは多くのお客さまのお役に立てていることにまずは自信と誇りを持ってほしいと伝えました。そのうえで、今後も商品を通じて日本のみならず、展開している世界70の国・地域の生活者の方に今まで以上にお役に立ちたい。そのためには全社員が生き生きと活躍できる環境づくりが大事になると考えています。そこでキーワードとして伝えたのは「自分事化」。よく言われることではありますが、働くうえではあらゆることを自分事として捉え、チャレンジ精神をもって自己成長を実現してほしい。それが会社を活性化することにもつながりますから。もちろん、能動的に学んでもらえる教育の場は提供していきます。
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