2020年に始まったコロナ禍が百貨店や化粧品専門店を休業に追い込んだことで、ドラッグストアは、化粧品販売の主役に躍り出た。店を開け続けたドラッグストアは、外出自粛時の生活を支える重要なインフラになった。高級化粧品のユーザーを含め、多くの客層を取り込み、化粧品販売におけるドラッグストアの存在感は高まっている。とはいえ、ドラッグの売り場獲得は競争が激しい。特に新興ブランドは矢継ぎ早に商品を投入することで、既存の大手メーカーにとって手ごわい相手になっている。有力ドラッグの化粧品バイヤーの話から、大手メーカーの強みと伸びしろを探る。
大手のコロナ対策はイエローカード
A(大手ドラッグストア) 化粧品の売り場は、知名度が高いNBを中心に置かなければ成り立たない。化粧品はリピーター育成に最適な商材です。スキンケアも、メイクアップも、お客さまの心に響く商品であれば、自宅に使いかけのアイテムがあっても購入するから、プラスオンもできる。商品開発に秀でた資生堂、コーセー、花王・カネボウ化粧品への期待は、新型コロナに関係なく、ずっと高いです。
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