2020年6月、叶屋宏一氏はアンファーの社長に就任した。新型コロナの世界的な感染症拡大という未曽有の事態の中でバトンを受け取ってから1年、同社の業績は堅調に推移している。大手銀行や外資系金融機関では本社営業部門で確固たる実績を残し、Jリーグのチーム経営者としては観客動員数やスポンサー企業の大幅増を遂げるなど、経営のプロとして数々のトラックレコードを持つ叶屋氏が、アンファーの社長として、どのようなかじ取りを見せるのか注目される。そこで、今回、改めてアンファーの強みと展望について話を聞いた。

社員の成長が会社の成長――人材育成に注力

――社長となって1年が経過しましたが、就任時の率直な気持ちを改めて教えていただけますか。

叶屋 2017年に入社し、以来専務として人材育成など社内改革を進めてきました。20年春に、当時の社長であった三山熊裕氏から社長交代について話をされたときは、思いも寄らない提案で非常に驚いたのを覚えています。役職が変わったことで、会社、そして社員の成長に対してより強い責任を感じましたし、今もそれは変わらず、日々実感しているところです。

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