ドイツは2020年3月からのコロナ第1波を、周辺国よりは緩い「接触制限令」と称するロックダウンでうまく制御し、5月から徐々に規制緩和した。美容院(理髪店を含む、以下同)は、飲食店(5月13日)よりも一足早く、5月4日から営業再開が認められた。一方、エステ・ネイルサロンは、スポーツジムなどと同じく5月29日から再オープンした。この1回目のロックダウンが、イベントや劇場などへの入場者数制限など、いくつかの規制を残したまま原則解除されたのは6月末になってのことだった。

第2波の兆候が現れ始めたのは夏の休暇シーズン後の10月上旬だ。ドイツでは新型コロナウイルスの感染状況を判断する指標として、人口10万人当たりの直近7日の陽性判定者数の合計値を算出し、その値が50を超えた都市に対して感染抑止策を厳しくしている。

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