世界最大の仏化粧品会社ロレアルグループの日本法人である日本ロレアルは、新型コロナウイルス感染症により、多大な影響を受けているコミュニティを支援すべく、連帯プログラムを始動した。スキンケアやヘアケア製品、ハンドクリームなどの保湿製品をはじめとする、同社製品を数万単位で、コミュニティに対し順次、寄贈していく予定だ。

その第一弾として、認定NPO法人「フローレンス(https://florence.or.jp/)」および「しんぐるまざあず・ふぉーらむ(https://www.single-mama.com/)」を通し、経済的に困難な状況に置かれている、ひとり親世帯に日本ロレアルのヘアケア製品約2400本の寄付を行った。今後も継続的にひとり親世帯を支援するとともに、寄付の輪を拡大していく考えだ。

同プログラムについて、同社代表取締役社長ジェローム・ブリュア氏は以下の通りコメントしてる。

「新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さまに、心よりのお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復を心よりお祈りしています。日本ロレアルはこの前例のない感染拡大により影響を受けられている皆さま、最前線でコミュニティを守るため貢献されている皆さま、生活のために必要なサービスを供給するため、現場を守られているすべての皆さまに敬意と連帯の念を表したいと思います。

ロレアルグループは、持続可能な世界の実現に貢献するため、社会的・環境的に課題に取り組むべく、さまざまな施策を展開してまいりました。コミュニティ支援もその一環であり、日本ロレアルでは、シングルマザーの支援を2016年より行っており、経済的に困難な状況を改善するための就労支援プログラムを展開しています。この世界が直面している未曾有の危機のなか、もともと経済的に困難な状況にあったコミュニティが、さらに脆弱な立場に置かれているということをパートナーである団体の皆さまより聞き、今回、寄付支援のご協力を申し上げました。本支援は今後も継続的に実施していきます。

私たちは美がもつ力を信じています。当社の企業理念である『すべての人生に、美しく生きる力を。』の通り、健やかな、そして美しい世界をつくるために貢献してまいります。」

なお、フランスのロレアル本社は、今回の感染拡大により20年3月に地元フランス当局およびコミュニティ支援のため、連帯プログラムを立ち上げ、手指消毒剤の製造や寄付をはじめ、さまざまな施策を展開している。またフランス現地時間5月12日に社会的に脆弱な立場にいる女性および環境保護への支援を目的とした新たな連帯基金「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」の創設を発表した。