ファンケルは、ファンケルグループ「サステナブル宣言」を策定したことを発表した。創業理念である「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」に基づき、これまで取り組んできた活動を継続しながら、さらに新たなことにもチャレンジして「持続可能な社会」の実現に貢献していくと示した。「未来を希望に」という言葉とともに、「環境を守る(E)」、「健康に生きる(S)」、「多様性を認め合う(S)」、「ガバナンス強化(G)」の四つを重点テーマとして設定、テーマごとにそれぞれ方針と具体策が策定された。
「環境を守る(E)」では、パリ協定に基づき、2030年度までに2013年度比でCO2排出量26%削減に取り組むこと、環境の「製品対策」と「啓発活動」を強化し、ブランドの価値向上を目指すことを方針とし、具体策として環境に配慮した包材(FSC認証紙など)、容器、原料の採用強化、「FANCL エコマーク」の制定やお客様とともに活動する環境キャンペーンの実施などを通じて、お客様に環境活動を積極的に発信すること等を挙げた。
他にも「健康に生きる(S)」では、ファンケルグループの「健康経営宣言」に基づき健康経営を推進することと健康事業を広く展開し未病や健康寿命の延伸に貢献することを、「多様性を認め合う(S)」では「みんな違ってあたりまえ」というスローガンに基づきダイバーシティを推進すること、障がい者の雇用促進と自立支援を推進すること、社会貢献活動を通じて、視覚障がい者、高齢者の生活の質の向上を目指すことを、「ガバナンス強化(G)」では経営の透明性、客観性の向上を目指すこと、株主、投資家との対話を強化し、株主還元の強化を図ること、といった方針をそれぞれ策定し、それに基づいた具体策を示している。★