2025.03.17

スカパーJSAT、“SATELLITE CRAYON PROJECT” 第3弾「湖のクレヨン」発売

スカパーJSAT株式会社
衛星画像を活用し、地球の「湖」の色彩を12色のクレヨンで再現

日本最大の衛星通信事業社であるスカパーJSAT株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:米倉 英一、以下 スカパーJSAT)は、衛星画像を活用した“SATELLITE CRAYON PROJECT”の第3弾として、「湖のクレヨン」を3月24日よりAmazonスカパー! ストアほかにて販売を開始します。なお、本商品の売り上げの一部を、開発途上国の安全な飲料水などの確保に向け、寄付することを予定しています。






公式ホームページURL:https://satellite-crayon.skyperfectjsat.space/crayon_top

環境問題への関心が世界的に高まる中、日本では依然として人々の環境に対する意識が低いことが課題となっています。BCGの調査※1によれば、日本の消費者の環境・気候変動への意識は、調査対象となった10カ国中最低水準であり、内閣府の調査※2では、地球環境問題への関心が10年前よりも5ポイント低下し、パリ協定を「知らない」と答えた人が約4割、また2050年の長期目標を「知らない」人が過半数に達するという結果が示されています。

宇宙で実業を行うスカパーJSATは、宇宙からの視点をもとに、地球に「興味」を持ち「知る」ことが、地球を「好きになる」第一歩という思いのもと、人工衛星が捉えた地球の美しい色を身近なクレヨンという形にすることで、環境への理解を深め、地球の神秘に触れ、興味を持つきっかけを作ってきました。

「海のクレヨン」「山のクレヨン」に続く、地球の色クレヨンシリーズの第3弾は、「湖のクレヨン」。海に覆われていた原始の地球に、地殻変動で多数の山が隆起し、噴火や氷解などを経て、その起伏のある地形に水がたまることで“湖”が生まれるという、地球上の生命の誕生ストーリーに想いを馳せた商品です。
湖は場所によって成り立ちや水質が異なりますが、形や色のユニークさは宇宙から見ることでより際立ちます。人工衛星が毎日撮影し収集した膨大な衛星画像を基に、世界12か所の湖の色を抽出し、クレヨン職人とともに試行錯誤を重ね、12色のクレヨンとして再現しました。それぞれの色にあえて名前は付けず、色を抽出した湖の場所を示す「緯度・経度」が記されています。各色には、“フラミンゴの楽園”と呼ばれるピンクの湖ボリビアの「ラグナ・コロラダ」や、世界有数の古代湖のひとつである日本の「琵琶湖」、バクテリアと水温の影響で七色に色づくイエローストーンのグランド・プリスマティック・スプリングや、一年のうち3カ月だけ姿をあらわすブラジルのレンソイス砂丘の一時湖など、地球の多様性と神秘を伝えるストーリーが込められています。

「SATELLITE CRAYON PROJECT」のプロジェクトリーダーであるスカパーJSAT清野正一郎は、息子との「海って何色?」という何気ない会話をきっかけに、本プロジェクトを立ち上げました。宇宙から見た地球の多彩な色を、楽しみながら学べる形にしたいと考え、未経験のクレヨン制作に挑戦し、試行錯誤の末、実現しました。「子どもたちの『なぜ?』を育み、地球をもっと知りたくなり、好きになる。そんなきっかけに繋がれば」という想いが、多くの共感を集めています。

スカパーJSATのSATELLITE CRAYON PROJECTで誕生したクレヨンは、現在台湾・アメリカなど世界5カ国で販売されています。クラウドファンディングで支援金を募り、多くの共感を集め始動したプロジェクトですが、そのデザインやコンセプトが高く評価され、「Red Dot Design Award 2022」「iF Design Award 2023」「グッドデザイン賞」をはじめ、国内外で数々の権威あるデザイン賞を受賞しています。また、「海のクレヨン」(2022年)ではキリバス共和国へ567,000円を寄付、「山のクレヨン」(2024年)ではトンガ王国へ440,000円を寄付するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

「SATELLITE CRAYON PROJECT」では今後も、企業や団体とのコラボレーションや、新機軸となる取り組みを計画しています。スカパーJSATは、宇宙視点を持つ宇宙ビジネスのリーディングカンパニーとして、地球環境への理解を深め、持続可能な社会を築くための教育・啓発活動を推進し、社会課題解決に向けたアクションを続けていきます。

※1 Boston Consulting Group「サステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査」
※2 内閣府「気候変動に関する世論調査(令和5年7月調査)」


<商品概要>
・商品名   :湖のクレヨン
・内容    :全12色
・原材料   :みつろう(原材料中の40%)、カルナバワックス、食用油、顔料、ビタミン
・サイズ   :縦100mm×横167mm×高19mm/119g
・価格    :2,420円(税込)
        ※売上の一部は、開発途上国の安全な飲料水などの確保のために寄付を予定しています。
・販売開始  :2025年3月24日
・購入方法  :Amazonでご購入いただけます。
        ※順次、店舗やオンラインサイトでの販売も予定しています
・公式SNS   :<Instagram>@satellite_crayon / <X>@satellitecrayon


<名前のない全12色の湖の場所> 
※()内の数字は色を抽出した場所の緯度経度を示しています。
※各場所の解説や衛星画像はこちらのサイトからご覧いただけます。
湖のクレヨン解説ページ:https://satellite-crayon.skyperfectjsat.space/lake



1.ボリビアのラグナ・コロラダ(-22.18546,-67.76791)
2.アルゼンチンのアルヘンティーノ湖(-50.46751,-73.05263)
3.中国チベット自治区のナム湖(30.81364,90.86257)
4.カナダのモレーン湖(51.31863,-116.18810)
5.インドネシアのクリムトゥ火山湖(-8.76674,121.81633)
6.ブラジルのレンソイス砂丘の一時湖(-2.48677,-43.09542)
7.ベネズエラのマラカイボ湖(10.32209,-71.49125)
8.アメリカのグランド・プリスマティック・スプリング(44.52496,-110.83865)
9.カナダのスポッテッド湖(49.07871,-119.56863)
10.滋賀県の琵琶湖(35.28547,136.21678)
11.オーストラリアのマッケンジー湖(-25.44593,153.05697)
12.タンザニアのナトロン湖(-2.21755,36.06518)


・企画/発売     :スカパーJSAT株式会社
・衛星写真提供   :Planet Labs PBC.
・クレヨン製造   :株式会社東一文具工業所
・パッケージ制作  :福永紙工 株式会社
・パッケージデザイン:言乃田埃
・解説文監修    :横山祐典(東京大学 大気海洋研究所 教授)


【関連リンク】
- スカパーJSAT、衛星画像を活用した"SATELLITE CRAYON PROJECT"「山のクレヨン」売上の一部をトンガ王国へ寄付
- スカパーJSAT、"Satellite Crayon Project" 第二弾 「山のクレヨン」3月10日発売決定衛星画像から地球上の12か所の山の色を抽出
- スカパーJSAT、衛星画像を活用した"Satellite Crayon Project"「海のクレヨン」売上の一部を、 国土水没の危機に瀕するキリバス共和国へ寄付
- スカパーJSAT 衛星画像を活用した"Satellite Crayon Project"「海のクレヨン」1月31日販売開始 俳優 濱田岳さんによる音声ガイダンスで地球の神秘をわかりやすく解説

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ