季節の変化等では肌荒れしにくい遺伝子タイプが多い都道府県ランキング発表 1位 佐賀県、2位 高知県、3位 鹿児島県
株式会社ユーグレナ下位には東北地方の青森県や秋田県などがランクイン 日本人の2人に1人が肌荒れしやすいタイプ
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充)は、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした「季節の変化等では肌荒れしにくい遺伝子タイプが多い都道府県※1ランキング」を公開します。
※1 出生地に関するアンケートから都道府県を出しています
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスは、個人の遺伝子型を解析し、健康リスク・体質・祖先について350以上の項目に関して、どのような病気、体質の遺伝的傾向があるかの結果を提供するサービスです。遺伝子解析項目は定期的にアップデートしており、直近では、「便秘(便秘型過敏性腸症候群)」の項目の新規追加や、「骨粗鬆症」の項目をより精度が高いものへと更新しました。
ユーグレナ社では、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から50,000人以上のゲノムデータを用いて、さまざまな遺伝子タイプに関する都道府県ランキングを発表しています。今回は、冬に気になる体質に着目し、2024年12月に新規追加した、季節の変化等に伴う「肌荒れ」の起こしやすさに関する項目を解析しました。
■肌荒れについて
皮膚は生存に必要な物質を体内に維持し、体外からの有害物質の侵入を阻止するバリアとなって私たちの身体を守っています。肌荒れはこの機能が低下しておこる、肌表面がカサつくなどの身近な肌トラブルです。特に原因となる疾患がない場合、季節の変わり目や睡眠不足、ストレスなど、生活環境の変化をきっかけに引き起こされることがあります。
■遺伝子解析項目「肌荒れ(SNP:rs10785826)」とは?
名古屋大学らの共同研究グループは、約1100人の日本人女性を対象に、肌質や髪質に関する複数の体質についてのアンケートを実施し、その回答と遺伝子との関連をゲノムワイドに調査しました。その結果、ストレスや睡眠不足および季節の変化に伴う肌荒れの頻度と関連する遺伝子型が見出されました。※2
遺伝子解析項目「肌荒れ(SNP:rs10785826)」は、ストレスや睡眠不足、季節の変化でおこる肌荒れの頻度と遺伝子との関連を表示しています。
※2 根拠とする文献
Inoue Y et al. (2021) "Search for genetic loci involved in the constitution and skin type of a Japanese women using a genome-wide association study." Exp Dermatol. 30(12):1787-1793.
■調査結果
今回の調査では、「季節の変化等では肌荒れしにくいタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化しました。
上記の解析結果より、季節の変化等では肌荒れしにくい遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 佐賀県、2位 高知県、3位 鹿児島県、4位 沖縄県、5位 福井県、6位 岐阜県、7位 京都府、8位 滋賀県、9位 奈良県、10位 福島県となりました。一方で、ランキング下位(41位以下)には、青森県や秋田県など東北地方の県が含まれる結果となりました。全都道府県ランキングは次の通りです。
■日本人の2人に1人が肌荒れしやすいタイプ!
今回の調査で遺伝子解析項目「肌荒れ(SNP:rs10785826)」に対して、日本人における遺伝子型の割合は、「季節の変化等では肌荒れしにくいタイプ(遺伝子型:TT)」が8.4%、「季節の変化等ではやや肌荒れしにくいタイプ(遺伝子型:CT)」が41.0%、「季節の変化等で肌荒れしやすいタイプ(遺伝子型:CC)」が50.6%となり、日本人の2人に1人が肌荒れしやすいタイプでした。肌荒れしやすい方は、保湿を中心としたスキンケアに加え、十分な睡眠とバランスの良い食生活を心がけましょう。
また、当社の遺伝子解析サービスには、肌に関する解析項目として、今回調査対象とした項目のほか、「肌の明るさ」、「肌の光老化」、「肌のバリア機能」、「色素斑(しみ・そばかす・ほくろ)」があります。ご自身の遺伝子タイプが気になる方は、遺伝子解析サービスを試してみてはいかがでしょうか。
■調査概要
調査方法:ゲノムデータの解析をもとに調査
調査対象:「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」、「ジーンクエストALL」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:57,449人
調査時期:2024年12月
調査項目:ゲノムデータ「肌荒れ(SNP:rs10785826)」を調査し、「季節の変化等では肌荒れしにくいタイプ(遺伝子型:TT)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出
■「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」について
個人の健康リスク・体質の遺伝的傾向・祖先のルーツについて350項目以上の遺伝子型を解析するサービスです。太りやすさなどの体質や、がん・糖尿病などの病気発症リスクに関する遺伝子情報、病気の予防のためにあなたができることをチェックできます。また、体質や病気の発症は遺伝要因だけでなく、食生活や生活環境など環境要因も大きく影響を受けるため、自分の遺伝子情報を理解したうえで生活習慣を見直す際のヒントとなります。
https://myhealth.euglena.jp/products/gene_analysis/
<ユーグレナ・マイヘルスについて>
『ユーグレナ・マイヘルス』は、「科学(Science)」「信頼(Credible)」「パーソナル(Personal)」の3つを軸に展開するユーグレナ社の検査サービスブランドです。学術研究などに基づいた多様な検査サービスを通じて、お客様の健康リスクや体質、健康状態を把握していただいたうえで、一人ひとりに対応したヘルスケアソリューションの提供を目指しています。今後、複数のサービスを『ユーグレナ・マイヘルス』にて展開することで、ヘルスケアに関するビッグデータを1か所に集積し、中長期的には、そのビッグデータを活用した科学研究の推進を通じて、生命科学の発展とより付加価値の高いヘルスケアソリューションの提供を目指します。https://myhealth.euglena.jp/
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な素栄養を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp
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