2024.10.12

伊勢丹新宿店との共同企画:RE-INNOVATION Vol.3 No.544 Magazine rack supervised by Takayuki Fujii を開催

株式会社マルニ木工
現代の暮らしと感覚に沿う普遍的なデザイン、1963年マガジンラックを忠実に復刻




株式会社マルニ木工は、2024年10月16日(水)~ 10月22日(火)の期間、伊勢丹新宿店とともに家具再生の新しいかたちを提案する企画『RE-INNOVATION』の第三弾「RE-INNOVATION Vol.3 No.544 Magazine rack supervised by Takayuki Fujii」を開催します。

創業1928年のマルニ木工は、国内外より注目を集める深澤直人氏、ジャスパー・モリソン氏、セシリエ・マンツ氏との協働による「MARUNI COLLECTION」をはじめ、95年を超える歴史の中で、これまでにも時代ごとに数々の名コレクションを発表してきました。
長年の愛用者からの修理依頼に細かく対応してきた実績の中で、マルニ木工は、単に古いものを元の姿へと戻すだけでなく、ユーザー自身の感性をフルに活かしたアレンジやカスタマイズを加え、新たな価値、存在へと変化させることができるのではないかと考え、これらの家具をリノベーション家具としてオンラインを中心に展開をスタート。2022年より、この普遍的な家具の美しさをもっと知っていただくために、伊勢丹新宿店の共同企画として『RE-INNOVATION』と題したポップアップイベントを開催し、毎年大きな反響をいただいております。

第三弾となる今回も、ファッションブランド「nonnative/ ノンネイティブ」のデザイナー、藤井隆行氏に監修いただきました。今回は、藤井氏がオールドマルニに興味を持つきっかけとなり、自邸でも愛用している1963年に発売されたマガジンラックにフォーカスし、当時の設計図から忠実に復刻しました。数とカラーバリエーションも豊富に限定販売していきます。
約60年前の設計図から復刻が実現したマガジンラック
マルニ木工が一世紀近い歴史の中で、これまで世に送り出してきた数々の家具。半世紀以前に製造したクラシック家具でも、その確かなものづくりと機能性、普遍的なデザインで中古市場でも人気を集めるプロダクトがあります。中でも、1950年代~1970年代に製造されたプロダクトは、当時のロゴである孔雀マークを象徴とし、中古やヴィンテージ家具好きの間で「オールドマルニ」の愛称で親しまれています。



今回は、藤井氏がオールドマルニに興味をもつきっかけとなった1963年~1970年代まで製造されていたマガジンラックにフォーカス。
これまでの「RE-INNOVATION」のアプローチと異なり、藤井氏監修によるデザインアレンジは行わず、オリジナルに忠実であることにこだわり、当時の設計図を基に復刻しました。マガジンラックの復刻への想いについて、藤井氏は、「約50年前にこれだけ使い勝手が良くて、和と洋が融合したような洗練されたデザインの家具を日本のメーカーが手がけていたことを知ってほしいからです。」と話します。「RE-INNOVATION」の第一弾、第二弾を経て、HIROSHIMAなど現行のコレクションで、<マルニ木工>のことは知っていても、オールドマルニは知らないという人も多いと感じた藤井氏。「100年近く続いている<マルニ木工>ですから、マガジンラック以外にも復刻に値するプロダクトはまだまだ眠っているはずです。製品化されたもののほとんどは設計図が残っているそうなので、過去のヒット作をもっと発掘したいという思いはあります。
これから発表される<マル二木工>の製品は、技法でも材質でもどんどん進化していくと思いますが、 伊勢丹新宿店での「RE-INNOVATION」ではあえて過去に遡りたい。」と語ります。



今回復刻したマガジンラックは、デザインはオリジナルに忠実に、カラー展開は現代の暮らしにあわせて、木目を生かしたナチュラル、ライトブラウン、ダークブラウン、グレーの4色展開に。木調の床に置くことをイメージしつつ、素材や色調とのフィット感で選びました。また、雑誌や本などはもちろん、子どものおもちゃ入れやPC置きなど用途もさまざま、ご購入されたお客様が自由に楽しんでいただきたいと思っています。

藤井 隆行/nonnative デザイナー
1976年生まれ。奈良県出身。機能素材を絶妙なバランスで取り入れ、幅広い世代に支持されるメンズブランド<nonnative/ ノンネイティブ>デザイナー。

EVENT OUTLINE
|タイトル|RE-INNOVATION Vol.3 No.544 Magazine rack supervised by Takayuki Fujii
|会期|2024年10月16日(水)~ 10月22日(火)
|会場|伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ ザ・ステージ#5
|企画|株式会社マルニ木工、伊勢丹新宿店
|特集ページ|https://www.mistore.jp/shopping/feature/living_art_f2/furniture39_l.html
PRODUCTS

写真手前から グレー(伊勢丹新宿店限定カラー)、ナチュラル、ダークブラウン、ライトブラウン
今回の復刻にともない木目にもこだわった藤井氏。チーク材の木目は表情がおとなしい単一的な木目もあれば、白太やタールの成分による黒い模様が現れる個性豊かな木目もあります。今回選んだのは、経年変化を楽しめるしっかりとした木目の強いチーク材を選びました。濃い飴色に変化する、チーク材ならではの美しい木目も楽しんでいただけます。



No.544 マガジンラック
価 格:69,300円(本体 63,000円)
サイズ:W500 × D385 × H385mm
素 材:チーク、ラタン
カラー:グレー(伊勢丹新宿店限定カラー)、ナチュラル、ダークブラウン、ライトブラウン

左:グレー(伊勢丹新宿店限定カラー) 右:ナチュラル


左:ダークブラウン 右:ライトブラウン

マルニ木工 リノベーション家具の取り組み
きちんとつくられた家具は、長年の使用に耐えうるもの。それでも長い間使っていくと汚れやキズ、クッションのへたり、張地のほつれ、脚のがたつきなど、さまざまな不具合が出てきます。さらに、お引越しや家族構成の変化といったライフステージの変化、模様替えや家のリフォームに合わせて、家具をアレンジしたい方も増えています。
マルニ木工のグループ会社であるマルニファニシングでは、マルニグループの持つ卓越した木工修理技術により、これまでもさまざまなご要望にお応えしてきました。より広く多くの方とともに、中古家具の次なる可能性、新しい価値を共有するため、「つくる、つかう」だけじゃなく「なおす、蘇らせる、またつかう」家具の価値を、リノベーション技術で伝えていきたいと考えています。
日本を代表する家具メーカーとして、蓄えてきた正しい家具づくりを新しいかたちで伝え、より確かにずっと、そしてもっと自由に使い続けられる暮らしの道具としての家具を提供してまいります。

マルニ木工では、自分たちの家具を中心とした修理やリノベーションの相談を承っております。ぜひこの機会に、暮らしの一部として愛着もって共に時を重ねてきた家具を整えてみませんか。メーカーならではの高品質で高い技術を持った職人がお客様一人ひとりの家具に実直に向き合い、張替え・塗装修理・座り心地の改善を丁寧に行います。
COMPANY PROFILE
株式会社マルニ木工
1928年に広島で創業した木工家具メーカー。創業以来「工芸の工業化」をモットーに、職人の手作業と緻密な機械加工を融合し、工芸的な美しさ、安定した高い品質、適正な価格を実現し、90年以上木工家具をつくり続けてきました。2008年にはプロダクトデザイナーの深澤直人氏とともに、工場の特性を活かした世界の定番となる家具を目指し、HIROSHIMAをはじめとするMARUNI COLLECTIONを発表。2011年にはジャスパー・モリソン氏が、2021年にはセシリエ・マンツ氏が加わり、年々その世界観を広げています。デザイナーと技術者が真摯に向き合い、100年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れたデザインの木工家具をつくり続けることで、何気ない日常を美しく心豊かにします。

株式会社マルニファニシング
株式会社マルニ木工の子会社である株式会社マルニファニシングは、昭和50年(1975年)日本で初めての業務用家具専門メーカーとして設立。マルニ木工の卓越した製造技術を元に、高品質な業務用家具を供給し、国内著名ホテルやゴルフ場などへトップクラスの納入実績をつくってきました。近年は過去の納品先や一般のお客様から修理のご依頼が急増し、海外メーカーとの差別化を図る上でも家具の修理事業にシフトチェンジし、90年以上の歴史を誇るマルニ木工には長い時間をかけて積み重ねてきたノウハウと、卓越した木工技術により「なおすマルニ」として修理事業を展開。
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