MTGのリカバリーウェアブランド「ReD(レッド)」と、Craif(クライフ)が展開する尿がんリスク検査「miSignal(マイシグナル)」が、女性の健康を支える取り組みで協業する。10月6日には、インナーとがんリスク検査を組み合わせた「ReD × miSignal ケア&チェックセット」(2万4750円)をReD公式オンラインストアで数量限定発売した。着用による毎日のセルフケアと、自宅でできる定期的なリスクチェックを提案し、仕事や家事、育児で自分の体を後回しにしがちな女性が、健康に向き合う機会を広げる。

「ReD × miSignal ケア&チェックセット」

両社が着目したのは、健康への意識があっても、実際に行動する時間や機会を確保しにくいという課題だ。月経や妊娠・出産、更年期など、ライフステージに応じて体が変化する一方、日々の役割を優先し、自身のケアや健診の受診にまで手が回らない女性もいる。健康管理を続けるには、生活の中に無理なく取り入れられる仕組みが必要になる。

MTG ReD VITALWEARブランド本部の竹中淳也本部長は、「健康に対する意識が低いわけではなく、自分のために使える機会がそもそも足りていないのではないか。意識を変えてもらうことだけではなく、女性の日常の中に健康の機会を取り入れていただくことに挑んでいきたい」と話す。

セットには「ReD バイタルテック ブラキャミソール」2枚と「マイシグナル・ライト」1個を組み合わせた。ブラキャミソールは血行促進機能を備えたインナーとして展開する。薄手でノンワイヤーの設計に加え、吸放湿性やレーヨン配合による肌触りにも配慮し、日々の着用を支える。

ReDの着用だけでは提供できないチェックの機会を補うため、尿を用いた検査技術を持つクライフと連携。忙しい人でも自宅で利用できる検査と組み合わせ、健康管理のために新たな時間を確保する負担を軽減する狙いだ。

左から、現代女性を取り巻く健康課題をテーマに登壇した広尾レディースクリニック 院長/医学博士・産業医の宗田聡氏、MTG ReD VITALWEARブランド本部の竹中淳也本部長、Craifの水沼未雅COO

マイシグナル・ライトは、自宅で採取した尿を送ることで、がんリスクを評価するサービスだ。細胞分裂などに関与するポリアミンの一種「ジアセチルスペルミン」を尿中から測定する。採尿と郵送で利用でき、検査のために施設へ足を運ぶ時間を取りにくい人にも選択肢を提供する。クライフの水沼未雅最高執行責任者(COO)は、「今までは時間を無理やり作るしかなかったところに、テクノロジーの力で、日常生活の動線上に健康に向き合う機会を提供していければと考えている」と話す。

一方、ReDは2025年7月に誕生した。核となるのは、8種の天然鉱石を繊維に練り込んだ独自開発繊維「VITALTECH(バイタルテック)」だ。体から放出される遠赤外線を吸収し、再び放出することで血行を促進する。1ミリメートル以下の薄い生地でも機能を発揮できる技術を生かし、就寝時だけでなく、日中に服の下に着るインナーにも展開。生活全般に着用場面を広げてきた。

発売約3週間で累計出荷10万枚に達し、25年12月までには100万枚を突破。病院・調剤薬局などへの導入も7000店舗以上に拡大する。医療従事者向けのスクラブも開発するなど、家庭での休養から働く場面まで、製品を通じたケアの機会を増やしている。

また、発売から1年で売上高100億円を突破した。成長を支えるのは、技術や機能に加え、日常に取り入れやすい製品と価格の設計だ。今回のブラキャミソール(全7色・4サイズ・2970円)も、毎日身に着けるものだからこそ手に取りやすさを重視した。着用場面と販路を広げてきたReDは、検査サービスとの協業を通じて、日々のケアから自身のリスクを知る機会まで、健康を支える提案の幅を広げる。